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「AERA with Kids」・「AERA dot.」にそろばん対談記事掲載 

「AERA with Kids」・「AERA dot.」にそろばん対談記事掲載

 本日発売の「AERA with Kids」(朝日新聞出版)に東大卒ママ 杉山奈津子氏と静岡県支部会員・広報委員の村上知子氏の対談が掲載され,一生使える“計算力”が養える!など4つの視点からそろばんの効用について話し合われています。
 また、同内容が「AERA dot.」に配信されています。


雑誌名 「AERA with Kids」
発売日 平成30年12月5日
発 行 朝日新聞出版

「AERA dot.はこちらから>>>」

YELL VOL.1 ~社会の第一線で活躍するそろばんOBからの応援メッセージ~ 

YELL  VOL.1
~社会の第一線で活躍するそろばんOBからの応援メッセージ~
from 伊藤 昌也(三菱UFJ証券ホールディングス株式会社)

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<略歴>※全珠連会報第163号(2014.3)に掲載時点
昭和33年三重県四日市市生まれ
四日市高校・東京大学経済学部卒
東京銀行(現・三菱UFJ銀行)では市場部門を中心に16年間海外勤務
現在は三菱UFJ証券ホールディングス株式会社に勤務
中・高・大とテニス部に所属
東大では体育会庭球部主将を務める


 今回この原稿を書き始めるに当たって、平成25年度の全日本珠算選手権を記録したDVDをお送りいただいて拝見いたしました。私が出場していた頃と比べて、トップ選手の進化が格段に進んでいることは当然としても、私がかつて得意だった読上算は速過ぎて聞き取ることもできず、また読上暗算も16桁まで読まれていることなどに、ここまで来ているのかとあらためて感銘を受けた次第です。一方で、大会の運営や雰囲気自体には根本的な変化はなく、大会関係者の長年のご尽力に思いを馳せると共に、特にステージ上での同点決勝のシーンには、自らの選手当時の緊張感が甦るような既視感を覚えました。
 
 この大会に出場している選手たちは、世界的な標準から言えば間違いなく天才と言っても過言ではない計算能力を持った人たちばかりですが、DVDを観ながら、この天才たちはこれからどのような人生のコースを歩んでいくのだろうか、私が選手だった時に同じ会場で競い合っていた人たちはその後どうしただろうか、という思いが湧いてきました。この会報の読者には、かっての選手で現在は指導者・教育者の立場になっている方々も多いのではないかと思いますが、十代の頃に同じ目標を持っていた一人として、そろばんから始まった自らの人生経験を一度振り返ってみようと思います。

 私は昭和33年に三重県四日市市に生まれ、小学1年生から地元の富田珠算学園で故黒田隆次先生のご指導を受けました。その後競技会に出られるようになってからは毎日のように教室に通い、中学3年生の夏に札幌での選手権に出場のため初めて航空機に乗った記憶がありますから、高校入試の直前まで教室での練習が日々の生活基盤になっていたと思います。小学6年生の時、国民珠算競技大会で表彰してもらうために初めて新幹線に乗って東京に行けたことが本当に嬉しく、この時の事が将来は東京に出て活躍したいという気持ちの原動力になりました。その後は選手権と国民の全国大会に加え、三重県内や平塚・岐阜・高岡など各地での競技会に出場したり、京都の明徳商業高校(現・京都明徳高校)に練習に行ったりと、練習と競技会とに明け暮れましたが、成績が悪くて競技会で決勝に進めなかったときや、団体戦の選手に選ばれなかった時などは、会場の隅でひとり落ち込むような辛いことも多かったような気がします。高校に入って富田珠算はいわば卒業の形となったことで徐々に練習する場もなくなり、高校2年生の春の国民が最後の競技会出場となりました。
 富田珠算では黒田先生のユニークなアイデアがいっぱい詰まった練習があって、「源平」あるいは「紅白」という名称で、生徒が二つのチームに分かれ、全員の前で1対1の勝負をする機会がありました。私はこの練習(勝負)が大好きで、自分が問題を選ぶ順番の時は、普通の問題では勝てない相手なら、開平・開立暗算やポンドの諸等数計算などの変化球をぶっけるなどして挑戦した覚えがあります。当時は1ポンド=20シリング、1シリング=12ペンスでしたから、この諸等数の乗除算を選べば相手に一瞬の躊躇があるので必勝でした。その後ほどなく英国の通貨も十進法になり、1ポンド=100ペンスとなりましたが、将来10年以上に渡って英国に居住することになるとは当時は知るはずもありませんでした。
 高校を卒業してからは、1年間の予備校通いの後、東京大学経済学部に進学しました。体育会庭球部中心の大学生生活ではありましたが、ゼミでは国際金融を専攻し、卒業とともに外国為替専門銀行の東京銀行に入行しました。金融機関では次々に多くの種類の業務を担当するのですが、もともと希望していた為替トレーダーとしてロンドン支店へ派遣されたのが海外勤務の始まりで、結局ロンドンに三度、香港に二度、通算で16年間の海外勤務をすることとなりました。その間、金融機関はどこも合併の繰り返しの歴史となり、現在は三菱UFJフィナンシャルグループの証券持株会社に勤務しています。
 さて、学校や社会でそろばんがどのように役に立つのかという観点から私なりの考えを述べてみます。
 第一に、そろばんは自らの能力を総合的に高めるためには最も優れた手段であると言う事ができますが、同時に逆説的な意味で、トップ選手になっても将来をそろばんに縛られないため安心して練習にのめり込んで行けるということも言えると思います。この選手権大会に出場してくるような選手たちは、小さい頃から高度で集中力の高い練習を長期間継続してきた人たちばかりで、その意味で囲碁・将棋やピアノ・バイオリンなどの天才児たちと同様とも言えますが、そろばんにはこれより上位のステージがなく、プロ業界というものが存在しないため、将来の進路はそろばん競技を離れて自由に選択することができるという事が言えると思います。選手たち自身は、計算スピードが速くなる、暗算で浮かぶ桁数が増えていく、競技会で上位に入賞することなどに価値を見出しながらそろばん自体を好きになっていきますが、受験に直接つながらないそろばん教育に月謝を払う保護者の方たちは、そろばんが極めて有効な教育ツールであることを無意識に理解して承認を与えているのだと思います。そろばん教育がこのような高い水準にまで発展し、教育界で十分に認識されているのも、全国各地の指導者の方々の日々の活動の賜物以外何物でもないものと思います。
 第二に、そろばんができる能力は理数系分野において大きな成功の可能性に繋がっている事です。数学や物理学などの自然科学は世の中の事象から導かれる法則を論理的にじっくり突き詰めていく学問ですが、一方でそろばんの問題は整数・小数の四則演算の内側の世界に過ぎず、数学的な奥行はほとんどないのも事実です。大学の数学科の教授にも簡単な計算も苦手なことをことさらに強調するような人もいます。19世紀のドイツの偉大な数学者ガウスが、小学生の頃に1から100まで足し算をする問題で、あっという間に答えを出したガウスに対して、どうやったのかと先生が尋ねころ、1十100=101、2十99=101、……、50+51=101と101が50組できるから合計は5,050という答えを出しましたというエピソードは有名ですが、はたしてガウスがフラッシュ暗算で1から100まですぐ計算ができていたらもっと高い水準にまで数学が発展していたかもしれません。個人的には、数学の勉強において最も役に立ったのは開平が暗算でできたことで、ルートの中がどのくらいの数かがすぐに計算できたことはとても便利でした。逆に169が13の2乗になっていることを気付かないといけないような設問では、他の人たちはいったいどうやるのだろうと不思議に思っていました。私は文科系学部に進学しましたが、多くの数字を瞬間的に記憶に残し演算を行うことができるそろばん選手が理数系分野に適合性がないはずがなく、将来自然科学の分野に進む人が増えて、科学技術の先端に立ち、ノーベル賞や数学のフィールズ賞を狙うようなことが起こると良いと思います。
 第三に、実際のビジネスにおいては、金融機関にしても事業会社にしても、そろばんができても社員個人の業績に直接つながることはあまりないように思えますが、実は自らは気づかないところで相当ポイントを稼いでいるのです。30年を超える金融機関勤務期間のうち、大部分を為替資金市場や資本市場などの価格が頻繁に変化する商品を扱う部門で過ごしてきましたが、市場の参加者たちは意外に計算能力を持ち合わせていないものです。たとえば為替相場が大きく動いたときなど、ニューヨークの銀行のディーリングルームなどから中継されるニュースをご覧になることがあると思いますが、トレーダーたちは机の前に幾つものモニター画面を置いて明滅する数字やグラフを見ながら大きな資金を動かしている割には、せいぜい簡単な加減乗除の計算しかしていないものです。私が為替トレーディングを担当していたころは、日本円対米ドルのレートをドイツマルク対米ドルのレートを割って円対マルクのレートをすぐに計算しないといけないような局面も多かったのですが、235.75÷2.9565の最初の4桁を出すようなことも電卓のないところで出来たので、自分で秘かに得意がっていたようなこともありました。これほどではなくても、社内会議や顧客へのプレゼンテーションの際に、数字を足したり割ったりして答えを出しながら議論を進めていくことは当たり前のように起こるので、そろばん・暗算の能力の有効性は何ら減少することはないのです。

 また、いわゆるリーマン・ショックの引き金になり世界の金融機関の屋台骨を揺るがせたサブ・プライム・ローンを束ねた複雑な証券化商品は、格付け要因や支払い不能となる確率密度関数を何重にも積み重ねて作られた数学的に極めて難解な商品なのですが、少し間違うと級数的に数字が大きくなるレバレッジの高い(「挺子で何倍にも持ち上げる」という意味です)構造を持っているので、数字のセンスがない割には強欲だけが取り柄のウォール・ストリートの人間が取り扱うとあっという間に企業の破綻につながる所まで行ってしまうのです。財務省や日銀で財政・金利政策を扱っている担当者でも同じことで、法制面の制約や政府の政策を横目で見ながら数字をこね回す作業に膨大な時間を掛けていますが、彼らがそろばんで鍛えた数字のセンスを持ち合わせていたらどれだけ納税者のコストを減らせることでしょう。
 最後になりますが、そろばんの能力と同時に、現代の社会人として大切なものは、英語を読み・書き・話す能力や習慣だと思います。16年間も海外生活することが事前にわかっていたらもっと英語を勉強しておいたのにと思うことは何度もありましたし、英語で思った事が言えればもっと業績が上がるはずとどれだけ思ったかしれません。国を挙げて理数系の人材を育成しているインドでは、ヒンディー語をはじめとする多数のローカル言語とは別に、教育だけでなく政治・行政・ビジネスにおいて英語使用を徹底することで世界中に人材を送り込むことに成功しています。インド人がシリコンバレーで起業したり、欧米のグローバル企業のトップに就任することは何ら珍しい事ではありませんが、彼らの多くは英語と理数系科目の徹底的な勉強によって成功したと証言しています。インドに限らずどこの国でもエリート育成には似たようなシステムを用いています。
 一方で最近の日本から英米の大学・大学院への留学は必ずしもポピュラーではなく、これはひとつには派遣元の企業が業績不振で留学生を減らしてきたことも原因の一つではあるのですが、そもそも留学すること自体がキャリア上有利に働かず、また大学教育や仕事の上でも英語は使えないと逃げ回ることが可能で、一部の人だけができればなんとかなるという意識がまだ残っているものと思います。先進国でかつ大企業・中小企業を問わずこれだけグローバル経営を志向しているにもかかわらず、この状況は相当珍しいとも言えますが、優秀な日本人という思い込みだけでは最早やっていけないのは明らかで、事実、海外で企業を買収したり海外子会社を管理することになると、今ではあたりまえになったビデオ会議において英語で発言できない人は、いくら仕事ができても担当から外さざるを得ないと言う事になっています。また、海外のwebサイトに直接アクセスできる時代になったことで、海外に行く行かないは関係なく、英語を用いた地球的規模のコミュニケーションに参加できる権利を手に入れるためのパスポートとして、あるいは日常生活の楽しみを増やす手段としての英語に接する機会を増やすべきと思います。
 そろばんも英語もその意味で目的ではなく手段ですが、計算能力を身につけ、英語に自信がつけば、世界中どこへ飛び出しても恐れることはなく、どんな仕事についても成功間違いなしです。全国のそろばん選手、指導者の方々の今後のご発展と成功をお祈りしております。

スラム街でそろばん指導@フィリピン  

スラム街でそろばん指導@フィリピン 
大阪市立大学2年 外村一樹

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 2018年2月13日〜4月2日までの約6週間、フィリピンマニラにてそろばん指導などを企画しながら、現地での算数教育の向上に貢献することを目的に活動してきました。本記事では、活動報告をするかたちで、私の視点から、現地でのそろばん活動の結果と考察を述べさせていただきます。

Soroban is a Japanese traditional abacus which helps you in calculating. In Japan, it has affected on the education positively. According to some surveys, it is helpful for not only calculation,but also how deep you can think. When l went to the Philippines last September,1 wonder if Soroban can be useful for the children in the Philippines. And l thought if it is true with them, Soroban can make a difference on many children who need to study math. I met some students in Manila last visit in the Philippines. They like math and want to be able to good at it, but sometimes their accuracy of calculation was not good. That’s why l taught Soroban to the children and wrote this report.

活動場所の様子


マニラのスラム街
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 昨今、フィリピンを含む東南アジアは急激な経済成長を遂げています。しかし、ここマニラでは経済格差はますます広がっており、食や教育の面での格差は特に大きな社会問題になっているといえます。

 そして、今回はHAPPY LANDとよばれるマニラ沿岸部のスラム街でそろばん指導を実施しました。スラム地区で一人で活動することは危険なので、現地で給食活動や教育活動を行うNPO法人PROJECT PEARLSさんの活動に毎日同行しながら、企画・実施を行いました。

そろばんを初めてみる子供たち
 マニラでは、地域に関わらず“そろばん”を知っている人は少数でした。ましてや、そろばんを実際に使ったことのある人はいませんでした。ですから、スラム街から集まってくる子供たちも当然のことながらそろばんのことを知りません。子供たちの中には、そろばんが背中を掻くためのものだと思った子もいました。(僕も実際に掻いてもらいましたがなかなかよかったです 笑)何に使うかわからないものの子供たちは、そろばんに強い興味を示していました。大人のみなさんもそろばんには強い興味を示してくれていました。私にもそろばんの使い方を教えてほしいと頼まれて教えることもしましたが、子供たちよりも大人たちの方が早く諦めてしまう傾向にあると思いました。フィリピンでは、計算が苦手な方が日本よりも多いようでした。ある方によると、フィリピンでは計算の基礎を英語で教わるそうなのですが、その時点では英語が十分に理解できていないので、算数が苦手になってしまう子供たちが多いようです。そのまま大人になって算数に苦手意識を持つ人が多いようです。しかし、中には非常に熱心にそろばんの話を聞いてくれる方もいらっしゃいました。例えば、フラッシュ暗算に関心を持つ学校の先生に出会いました。フィリピン人はスマホゲームが好きなので(暇が嫌い)、フラッシュ暗算がみんなで楽しめるゲームになれば教育現場に持ち込めるとおっしゃていました。このように現地ではそろばんは珍しいもので、しかもフィリピンでは教育に対する関心が高まっているので、そろばんに対する関心も高いものであるように感じました。

そろばん指導結果

そろばん指導の成果
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 まずは、そろばんが計算をするための道具だということを十分に知らせることができたと思います。そろばんで計算をする前に、数の置き方をたくさん練習しました。自分の好きな数字をそろばんにおいて、なぜその数字が好きなのかを発表してもらいました.。発表するために立ちあがったときにそろばんの珠がリセットされてしまうという八プニングもありましたが、子供たちは笑顔を絶やさずにそろばんにチャレンジしていました。

 30分程、珠の置き方と読み方がわかることを目的にしたワークをした後、いよいよそろばんで計算をしてみました。子供たちに説明すると、わかったと言ってくれているのですが、実際にはみんな桁の繰り上がりに苦戦していました。ここで大活躍したのが、㈱ダイイチの宮永会長からご提供いただいたボイスそろばんでした。大きな珠と数字が表示される仕組みのおかげで子供たちも理解しやすかったようです。最後には、「自分の誕生月と誕生日の日付を足してみてください。(誕生日が12月6日ならば12+6を計算して答えは18になります)」という計算に挑戦してみました。できた子には、前に出てきて発表してもらいました。目標にしていた繰り上がりの計算ができる子供たちが半分くらいになったと思います。

 計算ができるようになる以外でうれしかった成果としては、子供たちの中でそろばんを教えあうことができたことです。(ときには大人も子供たちに教えてもらっていました 笑)

そろばん指導の改善

 実は、今まで紹介させていただいた内容は最後のそろばん指導の様子で、初回の授業はお世辞にも上手くいったとはいえないものでした。ここからは、指導の内容をどう改善したのか、またそこから得た教訓をまとめてみました。

人に披露する機会をつくる
 みんなの前で発表する機会を設けると、真剣度合いが変わってきました。ーつの答えのない課題をみんなで披露できるようにすることは、飽きさせない工夫になったと思いますし、なによりこれで本当にあっているのかな?という不安を消して自信を持ってもらうことに繋がっていったと思います。(日本では、検定試験などがそろばんに真剣に向かわせる機能を果たしていますが、今回は実施できなかったのでこの方法を試してみました)

一人じゃ何もできない
 当たり前のことなのかもしれませんが、そろばん指導をしていく中で、強くそう感じました。一つ例をあげると、私は英語でそろばんを教えていたのですが、どうやら現地の子供たちは英語があまりわからないようでした。それから、そのことを現地のNPOの方に相談して、タガログ語の通訳をしてもらえるようにお願いしました。快く現地の方にも協力していただいて、指導の進み方が誰からみても明らかによくなりました。自分が協力して欲しいことを正直に、周りの方に伝えることが改善に繋がりました。一人で取り組むよりも、みんなで取り組む方がよい結果を生むという経験になりました。そろばん指導をしていく中で、現地の子供たちだけではなく現地で生活する大人の方やNPOの職員といったたくさんの方と関わる機会が生まれ、僕自身がたくさんのことを教えてもらうことになりました。

そろばん指導の課題
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がんばりを評価できなかったこと
 がんばった子供たちを表彰するなどして、そろばんが得意な子供たちのやる気を加速させるような仕組みが準備できなかったことです。プチそろばん大会を開いてみたりしてもよかったのかなぁと思っています。

教材を準備できなかったこと

 繰り返し練習できることの重要性に渡航期間の後半で気づいたので、教材を作ることが間に合いませんでした。(教材の必要性は恩師に言われていたことでした。反省します)

継続して長期間そろばんに取り組んでもらうこと
 算数教育への貢献のためには、一番重要なことであると思うのですが、このことが一番難しいことだとも感じました。いかに、そろばんが将来の自分にとって役に立つかという視点やそろばん自体がみんなと頭を使って速さを競えるものだという視点など、いろんな視点でそろばんの楽しさを伝えることが必要だと思い知りました。
 次回のそろばん指導ではこの課題の解決にも取り組めるようなかたちに工夫してみたいと思っています。

その他のそろばん活動
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 スラム街でのそろばん指導以外に、特別支援学校でのそろばんデモンストレーションや、現地大学生にそろばんを披露してディスカッションを行ったりしました。

“そろばん”と私
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 正直、私はそこまで熱心にそろばんに取り組んだことのない人だ。小学生の習い事のーつとしてそろばん塾に通い始め、段位を取って小学校卒業とともにそろばん塾には通わなくなった。

 しかし、あのとき一生懸命に練習した”そろばん‘は、思わぬところで私を助けてくれた。受験勉強で、レジの計算で、そして自分に自信がなくなったときに。

 大学1年生の夏に私はフィリピンに行った。そして、そこで出会ったのは、どんな環境であっても懸命に生活をする人たちだった。その人たちの中に、好きな教科は数学だけれども簡単な計算が苦手なんだという子供がたくさんいた。そこで、私が真っ先に思い浮かんだのは自分を何度も助けてくれた”そろばん”だった。

 帰国してから、その思いを至るところで話し、たくさんの人に助けていただきながら、今回のそろばん指導を実現することができた。

 そろばんと私との不思議な縁は、たくさんのことを教えてくれたし、与えてくれたと思う。そろばんがなければ、出会うことのなかった人たちがたくさんいると思うと不思議な気持ちになる。

 フィリピンでの6週間の指導を終えて、「このそろばんというものが、どれだけ素晴らしいかを誰かに教えたくなる」不思議な力があると思うようになった。

 あんなに計算が得意になっていくという「驚き」が、多くの人をそろばんに惹きつけ、私のように消極的な人間をときに積極的に変えてくれる。本当に、そろばんをしていてよかったと思う。

そろばん啓発ポスター -無料ダウンロード版配信- 

そろばん啓発ポスター
-無料ダウンロード版配信-
※使用はポスター専用

「そろばんの良さをもっと多くの方々に知っていただきたい」
そんな思いで全珠連では「そろばん啓発ポスター」を製作しております。

無料ダウンロード版(A4サイズ)を配信いたしますので、ご活用ください!


<そろばん啓発ポスターNo.3>
そろばん啓発ポスターNo3
≫そろばん啓発ポスターNo.3の無料ダウンロードはこちらから


<そろばん啓発ポスターNo.2>
そろばん啓発ポスターNo2
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<そろばん啓発ポスターNo.1>
そろばん啓発ポスターNo1
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※ダウンロード期限:平成31年4月29日

珠算指導者講習会(道北) 演題:開法の指導方法について 

珠算指導者講習会(道北)
演題:開法の指導方法について

 7月29日午後2時から、支部事務所において珠算指導者講習会が開催されました。

写真3(珠算指導者講習会・平成30年7月29日)

 当日は支部総会終了後、山本副支部長が講師をつとめ「開法の指導方法について」という演題で始まりました。

 先生方は理解はしているものの、そろばんをはじきながら講師と一緒に勉強していました。

 また、開法には7種類の解き方があるということを初めて知った先生も多いように思われました。 
 
 開立については忘れかけている先生もいて、改めて理解をしていたようとなりました。

 当日は旭川市では珍しく気温が34℃まで上昇し、汗をふきながらの講習会でした。

 途中でメロンの差し入れ等もあり、和やかな雰囲気のうちに終了し、懇親会に移りました。

 参加者は26名でしたが、講師と一緒に勉強することで一層次期の講習会の参加者が増えるように思いました。

小学校現職教員珠算研修会(兵庫県) ~先生が学ぶそろばん授業~ 

小学校現職教員珠算研修会(兵庫県)
~先生が学ぶそろばん授業~

 そろばんの指導法を小学校教員が学ぶ「小学校現職教員珠算研修会」が8月10日、神戸市勤労会館で開かれました。

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 神戸市の現職小学校教員7名が参加し、支部会員の間部佳苗先生を講師に、『教材「たのしいそろばん」を使った珠算初歩指導』というテーマで先生流指導法を、教員たちは生徒役となって受講しました。

 講習は、クイズを取り入れた初歩指導法で、教員のみならず我々珠算指導者も楽しく学びました。

 その中からここでクイズを1問。

問題「ソロバンの玉は何の木で作られているでしょう?」

1.カバの木
2.ゾウの木
3.キリンの木
4.トラの木
(正解は省きます)

のような子供の心をつかむクイズが満載でした。

 参加された教諭は「とても楽しくてわかりやすかった。私もクイズを授業に取り入れたい」と話していました。

 研修後半は、尼崎市の杭瀬小学校のそろばん授業風景をDVDで観ました。
  
 尼崎市立の41校全ての小学校では、計算科として3・4年でそろばんが必修になっていて、1年間で50時間教えられています。

 そろばんを取り入れた計算特区になってから、算数だけでなく他の科目の学力も上がっているそうです。

 研修後、滝本副支部長より小学校教員に履修証明書が手渡され、研修会が終了しました。

 例年小学校講師派遣の要請が大変多く、今年は神戸市の75校に制限し、派遣事業を進めることになりました。