小学校算数から『そろばん算数』への取り込み研究について
研究発表
「小学校算数から『そろばん算数』への
取り込み研究について」
広島県 本井照人
※生徒いきいき、学力アップ・本井氏
学習指導要領改訂があった頃、全珠連「そろばん算数検定」が始まった。すばらしいタイミングだった。しかし、現在に至るまで「そろばん算数検定」を実施している先生が非常に少ないのが残念である。
そろばん塾に対する保護者の期待の一つは、「学校での学習時間が減ったため、そろばん学習=算数の学力アップ」である。そのニーズに応え、塾を活性化させるのが「そろばん算数検定」の活用である。
現在の「そろばん算数検定」の級と小学校学年別算数の関連でみると、「そろばん算数」は小学校の算数の一部分であり、学年にまたがっている。そして「そろばん算数」教材は練習問題が少なく、急激に難しくなるという課題が見つかった。
そこで「そろばん算数検定」を発展させ、塾を活性化するために、教材開発を自らの手で行うことにした。次の3項目の規則や内容を比較検討して等級を位置づけた。
☆珠算検定試験規則
☆そろばん算数検定試験規則(文章題)
☆小学校の算数
そろばん算数10級は小1の算数を位置づける
(1桁から2桁の加減算)
そろばん算数1級は小6のレベルの高い問題と
珠算検定1級応用計算
というように、各級を小学校の算数と位置づけ、問題と位置づけた。(本井そろばん教室のホームページに教材がある。)
教材にもいろいろ問題点はあるが、次のことに留意している。
①各級の学習順序を学校に合わせる
②新しく学習する項目には、分かりやすい解説を入れる
③生徒との間で問題の共有化を図るため、生徒の目線に合わせた
分かりやすく、簡潔な言葉を使用する
④難易度は各学年の後半にかけてアップさせ、上の学年との格差を
少なくする
⑤文章をよく読まないと解けない問題や難易度の高い問題は
繰り返し出題。
⑥常に発展的な問題開発に努める
⑦珠算の1級から3級への橋渡しの基本は崩さない
「そろばん算数」の練習で今まで解けなかった問題が解けるようになると生徒はいきいきする。学力がアップすれば生徒は増え、教室が活性化される。
ぜひ、各教室でも「そろばん算数検定」を取り入れてほしいと、発表を終え、最後にサムエル・ウルマンの「青春とは」の詩で結んだ。
- [2007/02/06 14:51]
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