第22回学術顧問会議 東京で開催 

テーマは「“そろばん力”を探求する」

第22回学術顧問会議 東京で開催

 全珠連では珠算・珠算教育を多角的に学術分野から分析・研究し、学術的な角度から珠算教育の意義を高めてもらう意味から大学教授を始めとする有識者に「学術顧問」を委嘱している。
 その学術顧問が参加して、第22回全珠連学術顧問会議が平成18年10月29日(日)に東京・浅草ビューホテルで開催された。
 冒頭、研修学教委員会・大竹副委員長から出席者の紹介がなされ、岡久委員の司会によって討議が進められた。 
今回のテーマは「“そろばん力”を探求する――人間力を育むために――」で、次のキーワードが示された。

1.日本教育の動向
 学習指導要領改訂を視野に入れて、これからの教育・そろばんを含めた
 算数教育の動向を問う。
2.豊かな心の育成を目指す
 能力の向上と豊かな心の育成を目指し、どのような取り組みが効果的と
 言えるか、各分野から問う。
3.そろばんの生命力を探る
 日進月歩の時代、数々のモノが消えていく中で、今も支持されている
 そろばんのよさやその根底にあるものは何かを探る

 折りしも高校教育における未履修問題やいじめによる自殺など、教育界に激震が走ったこの時期、学術顧問から次のように多方面にわたる意見が示され、珠算関係者にとって心強いエールが送られた。

テーマは「そろばん力を探求する」=東京・浅草ビューホテル

※テーマは「そろばん力を探求する」=東京・浅草ビューホテル

主な意見
 ◎「こういう時代だからこそ、珠算塾の、学年を問わずに人間関係を
  作れる環境は子どもの社会性を伸ばす。その社会性が“豊かな心”
  ではないか」
 ◎「検定合格という目的を持って、しかも、受験のように他人を蹴落とすと
  いうことがない競争が子どもたちを成長させる」
 ◎「愛知県では放課後、学校を開放し、学童保育のような勉強ではなく、
  遊びを通して地域のことを知る実践がなされているが、その中に珠算も
  入っていけるのではないかと思っている」
 ◎「珠算の指導は1年生では“10の分解”の理解が難しいかもしれないが、
  2年生から5年生はいいのではないか。特に4年生では、四則が出来上がる
  ので、教具として利用可能である。“数の保存”の概念ができるのでよい」
 ◎「高齢者への珠算も必要となってくるが、子どもの頃やっていると、
  しっかり残っているので、入りやすい」
 ◎「算数の中に、“豊かな心”を創る素材がいっぱいある。式の楽しさなど、
  先生も一緒に精一杯喜ばなければならない」

珠算教育について活発な意見交換

※珠算教育について活発な意見交換

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