宮城で外国人留学生へのそろばん指導 

6回の講習と課外研修 
仙台市北山国際交流講座


 宮城県仙台市北山市民センター(青葉区)の主催事業「北山国際交流講座」で、吉田純一全珠連宮城県支部長、若生修吾同支部競技部長の両名がそろばん講座を担当、全7回が無事終了し、その様子が届いた。以下は吉田支部長の報告である。

意欲的な学習態度に感心
 「外国人対象ボランティア指導」

       宮城県支部長 吉田 純一


 日本の伝統文化を享受し、日本への理解を深めてもらい、文化交流の輪を広げて地域との連帯促進を図ることを目的に開催することになった北山国際交流講座。「そろばん編」の講師依頼を受けて、私と競技部長の若生氏の両名で講座を担当した。当初、募集対象者は仙台市内在住の外国人留学生であったが、申込者が少なかったため、年齢を問わないで再度募集したところ、計12名の申し込みとなった。

そろばんを通じて日本文化の理解を。講師の若生修吾氏。

※そろばんを通じて日本文化の理解を。講師の若生修吾氏。

四か国、12名が参加

 出身国の内訳はバングラディシュ、インドネシア、ネパール、コロンビアの四か国で、大人7名、小学生4名、幼児1名である。
ことばが通じるか、九九は大丈夫か、教材は?授業の組み立て方は?など、不安な点は多々あったが、外国人にそろばんを知ってもらう絶好の機会と捉え、気楽に出向した。
 実技指導6回、校外研修1回が設定された。2日目に都合で来れなくなった大人2名がいて、先行きが案じられたが、何とか最終日まで持ちこたえた。

パソコンに表示された暗算にトライする受講生たち。

※パソコンに表示された暗算にトライする受講生たち。

そろばんで日本文化理解に一役。受講生と共に=北山国際交流講座「そろばん編」

※そろばんで日本文化理解に一役。
 受講生と共に=北山国際交流講座「そろばん編」

最終日、みちのくそろばん博物館見学

 日本人は時間を守る人種なのか、外国人がアバウトなのか、毎週土曜日の開始時間午後2時に受講生が揃っていたことはなかった。(1人も来ていないときもあり、驚き。)
 そういう状況で、いつも10分程度は遅れて授業開始。しかし、学習態度は真剣で意欲的であった。おおむね理解しながら学習できたと思う。
最終日には、市内青葉区のみちのくそろばん博物館(館長・石川敬氏・宮城県支部)見学が行われた。
 珍しいそろばん、お気に入りのそろばん、そろばんグッズ等に見入っている人、手にとって感触を楽しんでいる人、古そろばんの使い方を質問する人など、陳列されている各種そろばんに大きな関心を寄せていた。
 講座の締めとして、この博物館を訪問したことの意義は大きかったと感じた。講座の概要は次のとおり。

日程 5月13日(土)~6月24日(土)までの各土曜日午後2時~3時30分
会場 北山市民センター(仙台市青葉区)
    みちのくそろばん博物館(仙台市青葉区)
準備品 指導用大そろばん・貸出用そろばん十四丁・テキスト
      掲示物「10のともだち表」・九九練習問題・そろばんの歴史年表
      暗算導入イメージカード・ガイドオブ全珠連・ノートパソコン
      プリント問題・履修証書

『スケジュール』
 第1回(5/13)
  自己紹介、そろばん各部の名称、位・数の読み方、指の使い方、
  数の置き払い、簡単な1桁・2桁の計算 
 第2回(5/20)
  10の合成・分解、そろばんの歴史
 第3回(5/27)
  5の合成・分解、読上算、検定試験について
 第4回(6/3)
  10と5の合成分解混合問題
 第5回(6/10)
  50や100を使う計算、そろばんをイメージした暗算、読上暗算、
  かけ算の計算(2桁×1桁、3桁×1桁)
 第6回(6/17)
  かけ算の計算(2桁×2桁)、おつりの計算、最大公約数、
  最小公倍数をそろばんで計算、日本及び宮城県の珠算事情について、
  記念撮影
 第7回(6/24)
  履修証書交付、そろばん博物館見学

最終日の校外研修はみちのくそろばん博物館(石川敬氏・宮城県支部)の見学。珍しいそろばんの品々にオドロキ。

※最終日の校外研修はみちのくそろばん博物館(石川敬氏・宮城県支部)の見学。
 珍しいそろばんの品々にオドロキ。

合計7回の講習を無事終了。吉田支部長から履修証書を受けるカリムさん。(小5)

※合計7回の講習を無事終了。吉田支部長から履修証書を受けるカリムさん。(小5)

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