小惑星に 「Soroban」 と命名 

 このほど、アマチュア天文家・前野拓氏(徳島県阿南市在住)によって2001年10月18日、みこと天文台で発見された小惑星に「Soroban」の名が命名された。

 正式な学術名は「55477Soroban」で、国際天文学連合の小天体命名委員会がこの名を正式に認定したもの。
 この小惑星「Soroban」は、地球から約4億4000万キロメートル離れたところ、火星と木星の間にある小惑星帯の中に位置し、大きさは直径約10キロメートル弱。明るさは19.6等星で、残念ながら肉眼では見えない。そろばんの日・8月8日には、乙女座と天秤座の境界付近に位置している。
 なぜ、Soroban?前野氏にその理由を聞いてみると、3つの理由が返ってきた。
 ①日本文化の1つであるそろばん、江戸時代の天文方も暦の編集や彗星が出現したときなど、その軌道を求めるための計算にそろばんが欠かせない道具であったと考えられること。

 ②“現代のコンピュータ時代にあってそろばんを習うことが子どもの成長過程に大切である”との信念のもと、そろばん指導をする友人と、その塾を始めた彼の父親、そして全国でそろばんを教えている先生、生徒に敬意を表するため。

 ③私の子どもに数感覚を身に付けてもらったそろばんに感謝の気持ちを込めて」。
 夜空の星の1つに「そろばん星」が存在する、夢のある話に関係者は喜びを隠せない。

そろばん星

※縦棒の上に少し輝きをみせる小惑星(2枚重ね焼き、前野氏提供)

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