‐日本そろばん資料館企画‐ 第3回歴史から学ぶ珠算講座開催 ~子供たちの目の色が変わるそろばん授業~ 

日本そろばん資料館企画
第3回歴史から学ぶ珠算講座開催 
~子供たちの目の色が変わるそろばん授業~

 10月2日、日本そろばん資料館において第3回歴史から学ぶ珠算講座が開催されました。
 午前中、谷賢治学芸員によって「そろばん授業に使える和算」、午後からは太田敏幸学芸員による「和算書に見る『目付字』」の講座があり、その後、資料館の見学も行われました。


A_convert_20170220092250.jpg

<午前の部>第一講座
「そろばん授業に使える和算」
谷賢治学芸員

 さまざまな方陣や数字について授業でも使用できる“ネタ”が紹介されました。

B_convert_20170220092312.jpg

【方陣】
 奇数方陣の作り方と偶数方陣の一例が示されました。子供にとっては暗算の練習問題にもなり、列や行の和を求めたり、発見する推理に発展するものです。

【数字】
 パネルで表記された6種類の数字(漢数字、算用数字2つ、ローマ数字、液晶で示された数字、点字の数字)の特徴について歴史的な変遷とともに触れられました。

【掛けて割れる算のこと】
 塵劫記に掲載されているこの章については、実際に÷2、÷5、÷25の問題の演算をかけ算で計算する練習を行いました。

◎受講者感想文
 単調になりやすい日々の授業に生徒たちに珠算の豆知識のネタをいただきました。方陣算は難しいですが、低学年生から中・高生までが挑戦できる教材であると思いました。


<午後の部>第二講座
「和算書に見る『目付字』」
太田敏幸学芸員

 江戸時代に和算書によって流行し、庶民がクイズとして楽しんだ目付字についての講義が行われました。

C_convert_20170220092331.jpg

 目付字には、大きな数などの文字が織り込んであり、自然にこれらの単位の名前と文字の定着が図られるという和算家の遊び心の産物です。当時の人々の知的好奇心に触れる機会にもなりました。

 また、講師は、和算書からのゲームに始まって2進数を利用した「数当てクイズ」に広げ、その仕組みについても説明されました。2の累乗にも関連があり、算数・数学的要素も含んでいるクイズでした。

◎受講者感想文
 初めて目付字というものを知りました。江戸時代からこのようなゲーム的な遊びがあったのだなと感心しました。そろばんの歴史も本当に楽しく学ぶことができました。あっという間の講習でした。


資料館見学

DSCN1627_convert_20170220091723.jpg

DSCN1526_convert_20170220091626.jpg

◎受講者感想文
 色々な種類のそろばんを歴史的背景とともにご説明いただいてわかりやすく楽しかったです。


【過去の講座】
・第2回
・第1回

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://zenshuren.blog25.fc2.com/tb.php/353-40ddf323