18年度から「計算科」導入校 10校に拡大 

小学校でのそろばん教育の話題2

18年度から「計算科」導入校 10校に拡大
 尼崎計算(そろばん)教育特区

 政府の地域構造改革推進を受けて平成16年に誕生した兵庫県尼崎市の「計算(そろばん)教育特区。モデル校として同市立杭瀬小学校で初めて「計算科」が設置され、小学校2年生から6年生までの広い範囲で、そろばん学習が授業で行われている。
 その経過を見て、17年度は導入校が5校に増え、このたび18年度(18年4月)からは10校に拡大されることになった。
 「計算科」には、地元、尼崎珠算振興会の協力によって珠算指導非常勤講師が派遣され、授業は2年生が年間10時間、3年生から6年生まで年間50時間が充てられている。
 3年生以上のクラスでは、週1回の45分授業で、そろばんによる計算方法の仕組み・基礎を習得し、週3回、10分間授業で、反復の練習を行って、安定した計算力の習得をめざす。
 杭瀬小学校の保護者を対象に行ったアンケート(17年3月実施)によると、「計算科の取り組みについて」は「大変よい」、「おおむねよい」が86%と高い割合を示し、「計算科の効果について」では「計算への興味がふえた」(38%)、「計算速度が速くなった」(36%)の回答が得られた。
 一方、同校児童へのアンケートでは「計算科は楽しい」(43%)、「(かなり)珠算がうまくなった」(94%)といった高い数値が得られた。
 また、教師の反応では、「各教科で興味のなかった児童が計算科では積極的に取り組むようになった」、「他の教科でも計算問題が速くなった」、「教師側から授業を見直すきっかけになった」、「子どもたちの集中力が持続するようになった」、「人の話を正確に聞き取る力がついた」などの声が市学校教育課に寄せられ、計算技能にとどまらず、他の教育効果の声が聞かれた。

尼崎市立杭瀬小学校での授業

※「そろばん教育」以外の教育効果が報告=尼崎市立杭瀬小学校での授業

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