珠算優秀生徒の春 到来 

「サクラ サク」
 珠算技能が認められて大学推薦合格


 珠算学習を続けながら学業も優秀、そして長年続けたその技能が高く評価されて、見事、希望大学に推薦入学を果たした広島県出身の2人を紹介する。

呉大学看護学部 入学 豊島 香菜美さん

呉大学看護学部入学 豊島 香菜美さん

 4年後の看護士資格取得のために心を弾ませているのは豊島香菜美(としま かなみ)さん(広島女子商学園高等学校出身)。珠算歴は14年間で、平成16年7月に全珠連の珠算・暗算検定試験で両方とも十段位を取得した実力派。高校時代は珠算の練習に3年間、日曜・祝日も関係なく練習に明け暮れ、練習と練習との合間をぬって勉強したという努力家である。
 珠算を学びながら勉学にも頑張っている後輩たちへは「一つの目標達成までいろいろとつらいことがあるが、それを乗り越えたときの達成感はすばらしいもの。皆さんも珠算を通して継続することの大切さを学んでほしい」とエールを贈る。珠算から得たものは「技術だけでなく、大会等でいろいろなところに行き、他県の友達がたくさんできたこと」と語る。
 珠算の師である梶谷しげこ成子氏(広島県支部会員)からは「わが塾の宝。先生はいつも見守っています…。全商大会での団体日本一は長い、長い人生で、常にあなたの胸で輝いてくれることでしょう。誇りを持って大きく人生に羽ばたいてください」と励ましと感謝の言葉が述べられた。
 また、「お父さんが元広島県ナンバーワンの選手、そして自分の高校のクラブの監督ということで、その渦中にあって、努力、努力の毎日に頭が下がる思いです」と父娘の間での絆とプレッシャーをはねのけて、大学合格の栄冠を射止めたこともうれしそうに語っている。
 「いたってまじめ(だと思っています…)」と自分を評価する豊島さん。新たな道、医療分野のスペシャリストである看護士への入り口に立ち、「ナース香菜美さん」に向かっての夢は膨らむ。

一橋大学商学部入学 柏 美帆さん

一橋大学商学部入学 柏 美帆さん

 珠算の師である梶谷成子氏が「もう一人のわが珠算塾の宝物」と評する柏美帆(かしわ みほ)さんは珠算の名門・市立広島商業高校の出身。高校2年生の3月に全珠連暗算検定試験十段位合格、7月に珠算検定試験十段位の合格を果たしている。珠算歴は9年間。
 これまでの珠算学習を振り返って「大会・部活を通じて多くの方々と交流できました。私にとって大切な人ばかりです。いつも支えてくださる、そういった方々の期待に応えていけるように、これからも珠算を続けていきたいと考えています」と感想を述べている。
 そんな柏さんの後輩たちへのメッセージは「今、こうやって珠算ができることは当たり前のことではないと思います。この環境、一つひとつに感謝の気持ちを持ちながら、がんばってもらいたいです」との言葉が返ってきた。
 高校時代、珠算部に所属し、「練習で休みがなくても空き時間を上手に使って勉強に励んだ。何よりも、珠算を言い訳にすることがいやだった」というエピソードが彼女の「がんばり精神」を物語っている。
そんな「がんばり屋さん」の柏さんに対して梶谷氏は次のように言葉を贈る。
 「小学校から高校まで終始にこやかに、挫折にもめげずに、口癖のように『頑張ります』の一言。何度となく、その言葉に私や塾生が救われたことか。数々の珠算の足跡は『すばらしい』の一言で、小さいときからの夢を一つ一つ、かなえていく姿には感動です。これからも見守っています」
 本人は「自分でやる、と決めたら、最後までやり通さないと、気がすまない性格。だからこそ、ここまで珠算を続けられたのだと思います」と自分を分析している。大学では「企業の経営戦略、特にマーケティング戦略を学びたい」と抱負を語る。柏さんの「頑張ります」の言葉で、逆に、多くの人が「頑張り」のエネルギーを受けているにちがいない。

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