第91回全国算数・数学教育研究(京都)大会で研究発表  

第91回全国算数・数学教育研究
       (京都)大会で研究発表


 小学校教諭ら多数が参加する全国算数・数学教育研究(京都)大会。第91回大会は「生きる力をはぐくむ算数・数学教育」を主題とし、8月4日と5日の2日間、国立京都国際会館ほかを会場に開催され、記念講演・分科会での研究発表等が行われた。8月4日には京都市立洛央小学校で珠算教育に関してポスターセッションによる2つの研究発表が実施された。

小学校の先生が自由な発想でそろばん作り
※小学校の先生が自由な発想でそろばん作り

◇全珠連珠算教育研究所 研究テーマ

  「新しくスタートする第四学年の「そろばん」
         ―考える力をはぐくむ授業の一考察―」


岡久研究所長がスライドで「第4学年のそろばん授業」指導のポイントを説明
※岡久研究所長がスライドで「第4学年のそろばん授業」指導のポイントを説明

 珠算教育研究所は、今年度から新学習指導要領の移行措置により始まる第四学年における「そろばん」授業の学習指導案を研究資料とスライドを使用して提案した。  
 そろばんを用いて、億や兆の単位や、整数と小数の関係など、計算の仕方だけでなく数の理解を深めることを目的とし、新学習指導要領に準じた内容であることから来場者の注目を浴びた。
 また、毎年好評のハンガリーの算数科におけるそろばんを学習教具として活用した、新しい観点からの「数に関する授業の指導例(そろばんの玉3個を使って2桁の数を作ろう)」にも関心が集まっていた。

◇算数教具部会 研究テーマ

  「数のしくみをよりよく理解する学習はどうすればよいか?(九年次)
         ―あなたも自分のそろばんを作ってみませんか!―」


算数教具部会のメンバーが十進位取り記数法の理解をさらに深める取り組みを提唱
※算数教具部会のメンバーが十進位取り記数法の理解をさらに深める取り組みを提唱

 落合誠一郎氏(東京都板橋区立北前野小学校校長)と浮塚芳江氏(東京都荒川区立第四峡田小学校教諭)から研究資料とそろばん作りキットを手にした参加者は児童が自由な発想を基にそろばん作りに取り組むことで、十進位取り記数法の理解をさらに深めることを体験し、感得していた。
 また、小学校の珠算補助教材「たのしいそろばん」とそれに対応したパソコン教材(全国珠算教育団体連合会)も配布された。
 そろばんのよさが多くの来場者に十分に伝わったポスターセッションによる研究発表であった。

分科会で「そろばんを使った数の指導」をテーマに研究発表

 翌日8月5日の分科会「数と計算」では「そろばんを使った数の指導」をテーマとし、下道成人氏(大阪府泉大津市立戎小学校教諭)によって「そろばんのよさを活用した数の指導」が発表された。
 小学校における「そろばん」授業について関心の高さを感じた研究大会であった。

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