ツルネン・マルテイ参議院議員が語るフィンランドの教育 

ツルネン・マルテイ参議院議員(フィンランド出身)が語る
フィンランドの教育


3月24日 新聞社・雑誌社記者との珠算教育懇談会での発表から

フィンランドの教育について発表するツルネン・マルテイ参議院議員


 昨年12月発表のOECD加盟国・学習到達度調査で3回連続世界一となったフィンランド。その教育の秘密についてフィンランド出身のツルネン・マルテイ参議院議員は次のように語った。

国全体が「教育」を強力にサポート
 フィンランドでは全国どこでも同じレベルの教育が受けられる。(国が強力にサポートしているから)
 また、保護者の経済力が子どもの教育機会に影響しない。そして、教師が高く評価されているので、そのぶん、教師志望の学生は高い意欲を持っている。
 また、保護者は厳しいながらも、美しい自然然環境の中で生きる、いわば「生きた教育」
を子どもに伝えていく。

「フィンランド・メソッド」 5つの力
 「①発想力②論理力③表現力④批判的思考力」に重点を置いて、①~④の力を駆使し、困難な状況でも意思疎通を図ることのできる能力を磨くために⑤コミュニケーション力を用いる。

「教育」よりも「共育」
 「Nobody is like you(あなたのような人間がこの世に一人もいない)」の精神で子どもたちに「共に育つ」という環境を整えることが最も大切。
 日本と違って、フィンランドでは大学入試で受験勉強というものはなく、通常、その地域にある高校から地域の大学へ入る。しかし、在学中はハードに勉強する。それをクリアできないと、卒業できない。

教師・児童が共に考えて答えを出す
 フィンランドの教育制度が着目される中、教育関係機関他から多数の問い合わせや現地の視察が行われている。
 日本の教育制度に合わせて教育システムを比較・検討するのも大切だが、「問題についての答えを出すことを重視する」のではなく、「答えに到達するまでに児童も教師も共に考える=共育」を重視すべきである、と結んで発表を終えた。
 「フィンランド生まれの日本人」と自称するツルネン氏。厳しいながらも客観的な目で日本の教育制度をみつめる姿には、日本に対する深い愛情が感じられた。

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