珠算指導者講習会(京都府) 演題:公益社団法人について
珠算指導者講習会(京都府)
演題:公益社団法人について
改元を3日後に控えた4月28日、京都府支部珠算会館にて本部参与兼京都府支部顧問 江藤輝彦先生を講師に「公益社団法人について」と題した珠算指導者講習会が開催されました。
講義内容は、
①旧法人制度から新法人制度に移行
②全珠連の取り組み
③現在の全珠連の事業
④公益事業推進に伴う諸問題
⑤新学習指導要領について
講師より実につまらん演題と語りだされた講演は、江藤先生の巧みな話術で公益移行申請を提出するまでのご苦労を実に面白く楽しく、他団体では大都市数支部のみの認定だが、全珠連は全国52支部全てが公益事業所として認定を受けていることを誇らしく話されました。
図らずも、用意されたスライド内、大会写真の当時のフラッシュ暗算優勝者が当日受講者として参加、講師が突然紹介・挨拶を振る等々、所々笑いを誘いました。
最後に「学習指導要領について」は全国珠算新聞第634号の論点に掲載があった通り、「深い学び」について今後の個々各々の取り組みに課題が残りました。
- [2019/07/19 09:07]
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内閣総理大臣主催 桜を見る会
内閣総理大臣主催
桜を見る会
徳島県 福井 衛
4月13日、午前8時30分 新宿御苑 快晴
日頃の行いのよい人たちが集ったのでしょうか、本当によいお天気に恵まれ3月末に満開を迎えていた桜も散ることなく私たちを待っていてくれました。
参加者18,200名、うち有名芸能人も多数招待されておりました。
全珠連からは、工藤壽和副理事長ご夫妻、森廣次監事ご夫妻、櫻井行雄大阪府支部長ご夫妻、そして光栄にも徳島県の福井が夫婦で参加させていただきました。
安倍晋三首相の挨拶の後、新宿御苑を散策。
桜の美しさ、特に八重桜は満開で十二分に楽しませていただき、ふと思えば夫婦二人だけでの旅行は新婚旅行以来で、少しは奥さん孝行ができたかなと、この機会を与えてくださいました関係者の皆様に感謝、感謝です。
革靴での1万歩、足も痛くなってきたところで集合場所へ。
皆さんとお昼をいただき、東京駅で生徒たちへのお土産『令和』と焼き印されたおせんべいを買って帰路につきました。
平成最後の年に参加できましたことは一生の思い出となりました。
今後も全珠連の会員として、より一層、珠算の普及振興に努力したいと思っております。
- [2019/07/10 09:05]
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開催案内 第101回全国案数・数学教育研究(沖縄)大会
開催案内
第101回全国算数・数学教育研究(沖縄)大会
第101回日数教大会が以下の日程で開催されます。
・開催日
令和元年8月8日(木)
・会場
沖縄県那覇市立金城小学校
・発表内容
〇ポスターセッション
「数のしくみをよりよく理解する学習はどうすればよいか?-あなたも自分のそろばんを作ってみませんか!-(17年次)」
※東京都で開催された昨年の大会
大会の研究主題「未来社会を切り拓くための算数・数学教育-主体的・対話的で深い学びによる探求心の向上をめざして-」は、現代の教育課題に沿ったものです。
珠算教育研究所は、算数教具部会を通じて1985年以来25回にわたり、この大会で小学校分科会やポスターセッションによる研究発表を行ってきました。
本年度もポスターセッションに取り組みます。
平成から令和へと新しい時代の幕開けとなった年に、初めて沖縄で日数教大会が開催されることは意義深いことです。
日本の算数・数学教育の発展の新たな第一歩となる大会であることを期待します。
- [2019/07/05 09:16]
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YELL VOL.17~社会の第一線で活躍するそろばんOBからの応援メッセージ~ from高山 辰則
YELL VOL.17
~社会の第一線で活躍するそろばんOBからの応援メッセージ~
from 高山 辰則
<略歴>※全珠連会報第179号(2019.7)に掲載時点
・1974年生まれ
・2001~2014年 IT業界にてプログラマとして勤務
・2008年より兵庫県小野市在住
・2014年~ 伝統工芸士 宮本一廣氏の下にそろばん組立職人として弟子入り
2014年夏、私はこれまで働いてきた業界から全く正反対であるそろばん組立職人としての一歩を踏み出しました。
「自分の住む街とは、一体どういう街なんだろう」
そんな疑問からことが動き始めました。小野市にはあまり長く住んでいたわけではないので、それほど詳しくはありませんでした。これから永住する予定である街なので、知っておいて何一つ損はありません。
いつもとは違った視点で街を歩くと、「そろばん」というワードの多さに気づきました。そう、小野市は「そろばんの街」だったのです。
そのとき、ほんの数か月ほどではありますが父にそろばんを教えてもらった記憶、あまりよい記憶ではないのですが、よみがえりました。いまでもまだ実家に置いてあるそろばんを手に取って見てみると、なんとそれは小野市で作られたそろばんでした。これからこういったそろばんを自分が作るのかと思うと、胸がドキドキしてきました。
さて、実際にそろばんを作ってみると、自分が思っている以上に手間のかかるものだとわかりました。見た目は単純そうに見えるのに、簡単には完成しない。そろばんに対する私の考え方が大きく変わりました。
その辺りに放置していそうな粗雑な小さな木から、それは指先で愛でたくなるくらいまで磨き抜いて仕上げます。そのほとんどを手作業で行っていることに驚きました。機械を使うことはあるのですが、機械を使ったからといって自動でできる作業はありません。こちらが機械に対して、何かしらのアクションを起こさなければなりません。我々の想像を超えた手間のかかりすぎる作業ばかりなのです。
だからといって手を抜いてしまっては使う方に失礼です。指先の痛みに耐え、手の感覚を研ぎ澄ませながら日々の修業を重ねていきました。
ものづくりは、「1+1=2」とはなりません。出る答えが毎回微妙に違うのです。それをできる限り同じ答えに近づけていくように作業をしているのですが、なかなか思うようにできません。
私の師匠がよく言う「職人は、一生勉強や」という言葉が徐々にわかってきました。60年のキャリアから発せられる言葉に重みを感じました。
計算器具としてのそろばんは正しい答えが一つになりますが、製品としてのそろばんは100人いれば100通りの答えがあってもおかしくないのです。全ての人に気に入ってもらえるようには作れませんが、できるだけ多くの人に気に入ってもらえるように作っていこうと、日々努力をしています。
最近になって引退される職人さんがポツポツ出始めてきたので、一人ひとりにかかるそろばん製作に対する責任が増してきました。一層気を引き締めて修業をしていかなければならないなと感じています。
そろばんの製作とは別に、実演や体験など外に出ることが多くなりました。私は人前で話すことが極度に苦手なのです。今までもできるだけ人前に出て話をするのを避けて過ごしてきたくらいです。知っている人の前でも緊張するのに、それが知らない人の前となると心臓が口から出てくるかと思うほどです。
嫌だからといって逃げていては何も進みませんし、変わりません。自分の発した言葉がどうだったのかを毎回振り返って、よかったところは次もそのレベルを保ち、悪かったところは修正して次につなげる、ということを繰り返してきました。
なんと私の師匠は「作ってしゃべれる職人(笑)」なので、どのように話せばよいのかも丁寧に教えていただくことができました。師匠からは、どちらかというと失敗談を聞くことの方が多く、何もできない私には参考になることがたくさんありました。
それを踏まえ実践練習を何度もすることで、日増しに話すことは楽になってきましたが、未だに苦手意識は取れないままです。これは人生経験と努力を積んでいけば変わっていくのかな、と前向きに考えています。
組立職人として、そろばんの枠の作りも見て欲しいなと思うことが多々あります。ただ、使う人にとって重要なのは珠の動きなのでそれは仕方のないことであると理解はしています。ただ、自動的にできあがるものではないという視点から、少しだけでもいいので丁寧に手をかけた外面の仕上げを気にかけてもらえるとうれしいです。
現在は、数年経たないうちにそろばん職人情勢が変わっていってもおかしくない状況になってきています。職人が減ると、今までのように簡単にそろばんが手に入らないかもしれません。そうなるまでに、私は次の世代に伝えられる技術を習得できるように修業していきたいと思っています。
私がそろばん組立職人になって思ったことですが、今までやってきたことはもちろん何も無駄にはなっていません。
・現状を把握すること
・現在から未来へ見通しを立てて行動すること
・努力すること
・継続すること
・諦めないこと
たとえ業界が違えども、根底は同じです。努力をすれば必ず実を結ぶとはいえませんが、目的を達成できた人は何かしらの努力をしていると思います。ただ、駄目だと思ったらスパッと諦めて転換することです。損切りは大切!
これからも色々な場所でそろばんを伝えていくことになると思います。たくさんのそろばんの使い手の方々と、いつかどこかでお会いできることを楽しみにしております。
- [2019/07/02 09:01]
- YELL |
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