〈案内〉第62回全国珠算研究集会 

〈案内〉第62回全国珠算研究集会

【全国珠算研究集会】
 日  時:平成28年3月27日(日) 10:00~16:20
 会  場:愛知県産業労働センター ウインクあいち 大ホール
 内  容:外部講師による講演
      珠算関係者による実践発表及びプレゼンテーション

・支部締切:平成27年12月15日(火)必着
・本部締切:平成27年12月22日(火)必着

YELL ~社会の第一線で活躍するそろばんOBからの応援メッセージ~ 

YELL  VOL.6
~社会の第一線で活躍するそろばんOBからの応援メッセージ~
from 油本 奈瑠

油本
※連盟広報誌「全珠連会報」第168号(2015.11)に掲載


 私は小学生から高校生までそろばんを習っていましたが、長く続けていた以外には、大きな大会等で優勝したことはなく、目立った経歴はない普通の会社人です。今回は、これまで登場している素晴らしいOBの方々に混じってこのようなメッセージを書かせていただき、ありがとうございます。

 私が初めてそろばんと出会ったのは、小学2年生の時にやっていたラジオのそろばん教室でした。実家が商売をやっていたこともあり、そろばんが家にあったので、母親が算数好きになればと思い、やらせてみたのかもしれません。当時、電卓も使ったことがなかった私にとって、珠を動かすことで計算ができるそろばんをすごいなぁと思っていました。

 ラジオではあまり難しい計算までは教えていなかったので、途中から近所のそろばん教室に通い始めました。色々と習い事はやっていましたが、一番好きで長く続いたのがそろばんでした。大学生になってからは、そろばん教室でお手伝いをさせていただき、社会人になるとともに一度辞めましたが、日常生活では全くそろばんに触れることはなく、10年以上も習っていたそろばんが懐かしくなり、会社の研修からの帰りに立ち寄ってみると、また、お手伝いを募集しているとのことで、現在まで続けています。

 育英そろばん教室では、毎年11月に北区の珠算大会に出場しており、その時期に、大会に出ていない生徒も含めて全員がそろばんについての作文を書くことになっています。そこで、私も生徒に混じって作文を書くことになりました。何について書こうか悩んでいた時に、最近そろばんで知り合った友達と久々に再会したことを思い出し、そのことについて作文を書きました。それが、この原稿のお話をいただいたきっかけです。

 私のそろばん人生の一番の思い出は、中学3年生の時にそろばん訪米使節団でアメリカに行ったことです。実家が商売をしていてなかなか家族で旅行に行けないこともあり、小学生の頃から習っていたプール教室が主催していたキャンプなどによく参加していたので、初めての人と友達になるのは大好きでした。今までの3、4日間程度の国内旅行とは違って、一週間以上で、初めての海外旅行だったので、パスポートを作ったり、トランクを買う時からわくわくしていました。また、参加者も東京からは私一人だけでした。親戚もほとんど東京近郊に住んでおり、引越しもしたことがなかったので、他の県の友達ができるのがとても楽しみでした。

 アメリカでは、サンフランシスコとロサンゼルスに行って、小学校でそろばんを教えたり、現地でそろばんを習っている人達との交流をしました。英語の読上算大会では、私よりはるかに上級の段位の人がたくさんいた中で、優勝したことが嬉しかったです。また、観光ではユニバーサルスタジオやヨセミテ国立公園に行ったり、メジャーリーグの観戦をしました。当時日本にはまだユニバーサルスタジオがなかったので、映画の世界が再現されているのを見てとても楽しかったです。食事もピザやステーキが日本よりはるかに大きくてびっくりしたり、初めて本場で英語で買い物をしたり、ドキドキしながらもとても楽しかったです。

 それがきっかけだったのかは分かりませんが、社会人になってからは海外旅行が好きで、お金を貯めては毎年色々な国に出かけています。海外旅行では、買い物の際にレートの換算やお釣りの計算が暗算で出来るので役立っています。

 5年程前に、会社でアメリカの学会に参加する機会があり、ちょうどサンフランシスコで乗り継ぎがあったので、帰りに何泊かしてヨセミテ国立公園に行って来ました。当時の写真を持って行かなかったのでうろ覚えでしたが、昔見たことのある懐かしい景色を見て写真を撮ったり、公園内のロッジに泊まったり、前に買ったお土産が今でも売っているのを見て懐かしさに浸っていました。

 アメリカに一緒に行った友達と再会したのは、同級生だった佐賀県の友達が結婚したことがきっかけでした。元々広島県に住んでいた友達が千葉県で働いていて、隣の県なので、ずっと会いたいとは思っていたのですが、なかなかきっかけがなく、年賀状のやり取りだけになっていました。友達から結婚したと聞いて、千葉県の友達に思い切って一緒に結婚祝いを送ろうと連絡をしてみました。

 中学3年生以来でお互い社会人になっており、約10年ぶりの再会にドキドキでしたが、当時の面影があってすぐに分かりました。懐かしい話で盛り上がってあっという間に時間が経ってしまいました。その後、神奈川県に住んでいた友達の家に2人で遊びに行って、また思い出話で盛り上がりました。一緒に佐賀県の友達に会いに行きたいという話もしていたのですが、その後千葉県の友達も結婚し、なかなか一緒に出かける機会がありませんでした。

 私は現在、薬の臨床開発の仕事をしており、九州の病院を担当することが多かったので、1ヶ月に何回か九州に行っていたのですが、佐賀県に行くことはなく、なかなか友達には会えずにいました。

 昨年から福岡県の病院を担当することになり、電車で佐賀県の駅を通っていることを知って、思い切って友達に連絡してみました。今回は以前、千葉県の友達と再会した時から更に5年以上経っており、約15年ぶりの再会でした。お互い分かるか不安でしたが、今回もすぐに分かりました。食事をしながら懐かしい話をたくさんして、話が尽きることはありませんでした。当時と違って携帯電話を持っているので、すぐに写真を撮ったり連絡も取れます。そこで、千葉県に住んでいる友達に突然電話をしてみました。3人で電話で盛り上がり、その後に2人で撮った写メを送りました。

 3人でもっと話したいという話になり、旅行に行こうという話になりました。私は旅行計画を立てるのが大好きなので、ぜひ実現したいと思っています。

 一緒にアメリカに行ったのは8日間位でしたが、15年経っても友達でいられる仲間が出来てとても幸せだと思います。学生時代の友達はたくさんいますが、一緒にそろばんのことを話せる人はいないので、貴重な存在だと思います。

 このような機会を与えてくれた育英そろばん教室の谷先生、団長の北川先生を始め引率の先生方、事務局の足達さんに感謝申しあげます。

※筆者の油本さんは、青年海外協力隊に応募され、トンガ王国のそろばん指導者として見事隊員に選任されました。研修期間を経て、来年4月から2年間の予定で派遣されます。ご活躍を期待いたします。