「そろばん資料館」開設への足跡 


「そろばん資料館」
開設への足跡


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 社団法人全国珠算教育連盟による珠算教育の普及・向上及び産業の発展に寄与することを目的とした多くの事業が、会員の先生方の日々のご支援、ご協力のもとに行われている。
 その事業の中に、そろばん資料館の運営が新たに加わることになる。これは、当連盟にとって今までにはない取り組みであり、期待も大きいものがある。
 他の事業と同様に、会員である先生方が誇らしく思える事業を目指し、一丸となって事に当たっている。
 補助委員会の一つとして、そろばん資料館準備委員会が発足し、第1回の会議を平成23年9月18日、本部事務局で開催した。
 その後、九回の会議及び作業を終えて、書籍では、書名・著者名・発行所・規格・刊年・頁数等、古そろばんでは、珠や枠の材質・五珠や一珠の数・桁数・寸法・産地等をそれぞれ登録した。現在(平成23年度)の登録数は、書籍が約八百冊、古そろばんが約五百丁である。
 そろばん資料館という名称は仮の名ではあるが、資料館と史料館、どちらが相応しいか、協議した。当委員会の結論は資料館であった。
 その理由は、両者の意味の違いにあった。前者は「研究・調査・判断などの基礎となる材料」、後者は「歴史の研究をするための材料となる文書、記録、遺物など」とあり、私たちが目指すのは資料館であることを確認した。
そもそも、開設のきっかけは、「当連盟には多くの古書や古そろばん,そろばん関連グッズ等が収納されている。 しかし、展示することもなければ、貸し出すこともない。
 このまま、ずっと書庫の中で眠らせてよいのか、有効に活用する方法はないのか」と疑問を抱いた梶川眞秀理事長の提案であった。
 そろばん資料館に与えられた大きな役目が二つある。それは、そろばんを後世に伝えることと残すことにある。
開設に向けては、
 1.古そろばん、古書、そろばん関連グッズ、珠算教育関連図書を主として展示する。
 2.珠算に関連する研究・調査(歴史、運珠、算法、そろばんに関すること等)の手助
   けとなる資料を保管し公開する。
  古そろばんや古書、その関連グッズを鑑賞して楽しめる空間作りを心がける。
 3.珠算の仕方や指導法等が学ぶことができる学びの場、自主学習ができるスペース
  を確保する。
 4.そろばんに関することを話題とした語らいができる場所を設ける。
 5.情報機器等を活用し、所有している物を簡単に検索し分かりやすく伝える。
  など、いろいろな提案が出されている。
 そろばん資料館は、平成25年7月にオープンを目指す。