新年のご挨拶
新年のご挨拶
全珠連理事長
梶 川 眞 秀 (かじかわまさひで)
あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、ご健勝にて新春をお迎えのこととお慶び申しあげます。
昨年はロンドンオリンピックで日本選手の活躍に日本中が感動しましたが、反面、長引く円高や領土問題に揺れた日中関係の悪化は経済不況に追い打ちをかけて、先行き不透明感が否めない一年でした。
連盟においては、7月に迎えた第350回検定の受験者数は検定制度改革以来、最高を記録し、また、会員数も安定した状況で推移しております。
現在申請中の「公益社団法人」は、認定を待つ状況下にあり、今年こそは新しい連盟としてスタートする記念すべき年、そして連盟の将来が決定することになります。
これも、会員の皆様を始め各支部や関係者のご協力があってのことと心から感謝申しあげます。
さて、「公益社団法人」認定は、新たな第一歩を踏み出すとともに、今後は連盟として更なる責任ある行動が求められてきます。
今年の重点目標も、「受験者の増加を図るための積極的対策」、「若年者会員の入会推進と組織の安定」、「小学校教育支援事業の推進」の三本柱を中心に、引き続き活動してまいります。いずれも、連盟にとって財政の安定化のため必要不可欠なものです。
また、今年6月には、2年の準備期間をかけた「日本そろばん資料館」が連盟東京事務局1階にオープンします。日本伝統文化としての珠算教育資料を一堂に集めました。
資料館開設に当たりましては、全国各地から貴重なそろばんや古書籍・教科書等の文献・珠算に関連するものが寄せられました。ご協力いただいた方々には、ここに改めて感謝申しあげます。
この資料館は、歴史を刻んだ貴重な資料を大切に保存するとともに閲覧を可能として公開する所存です。皆様方のご来館をお待ち申しあげます。
次に、今年9月に連盟は創立六十周年を迎えます。記念誌の発行の準備は最終作業に入ります。関係各位のご協力をお願い申しあげます。
珠算教育の多角化は今後避けては通れないものです。その一環として現在ある「そろばん算数検定」を大幅改正して、珠算・暗算を算数に生かす制度の確立を行い、来年度からの実施を目指します。
その他、各種事業の円滑な実施を行ってまいりますが、必要に応じて事業の見直しも行っていく所存です。会員各位の建設的なご意見をお待ちいたします。
また、「東北三県に対する支援」も引き続き行い、被災地域の珠算の灯を消さないように努力していく所存です。
終わりに、今年も役職員が一丸となり職務に励むことをお誓いし、新年のご挨拶といたします。
- [2013/01/07 09:36]
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