イタリア・シシリー島でそろばんの講義 

イタリア・シシリー島でそろばんの講義
英国 マルカリアン・キミエ氏の報告


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 8月18日からイタリア・シシリー島でエスペランティストの国際大会が開かれ、各地から約600人が参加した。
 期間中、英国在住のマルカリアン・キミエ氏がそろばんの講座を持ち、講習を通して参加者に教具としてのそろばんの役割を紹介した。
 会場設営の都合で、あいにくと指導用大そろばんのみによる指導となったが、用意されたプリントを参加者に配布し、対応した。
 講習では、そろばんの歴史から現在のそろばん教育の状況などが紹介され、従来の計算器具としての役割から「数の理解を深める」学校教育の場での重要な役割を担っている点が説明された。
 今後、地域プログラム担当者との間で現地の学校でのそろばん指導等が検討されているとのことで、実現すればそろばん教育をさらにアピールできると期待されている。


各地で小学校現職教員対象珠算研修会 

各地で小学校現職教員対象珠算研修会

全珠連ほか珠算教育団体による学校教育支援事業「そろばん講師派遣」の拡大に伴って、今夏も各地で現職教員対象の珠算研修会が開かれた。「そろばん講師派遣事業」から「小学校教諭によるそろばん学習指導」への転換を促進する各地の研修会について報告する。


兵庫:参加者の意気込み実感

兵庫・研修会IMG
副教材「たのしいそろばん」を使って

 残暑厳しい8月24日、全珠連兵庫県支部・神戸珠算協会共催による小学校現職教員珠算研修会研修会が初めて開催された。(後援・神戸市教育委員会)
 当日は現職教員18名と派遣講師22名が参加。算数とそろばんの計算方法の違い、歴史、名称、読上算(暗算)の言葉の説明などから始まり、「たのしいそろばん」の内容に沿って四時間の実践授業が行われた。
 やはり「5の合成・分解」が難しかったようで、子どもたちの反応と同様、首をかしげながらの受講であったが、「10の合成・分解」になると理解度が増した様子であった。
 学校の授業で使用している補助プリントも使い、無量大数の歌(ウサギとカメ・ミッキーマウス・お雛さま)なども披露。全員で歌ったり、語呂読み遊び(〇四〇一・おしまい…)で盛り上がり、研修会を終えた。
 「県下において小学校そろばん派遣事業が十二年目を迎えた今年、今後もそろばんの『お助けマン』として、学校教育支援事業で「分かりやすく・興味の沸く.楽しい授業」を目指していこうと思っています。
 ただ、講師の高齢化により派遣も年々厳しくなってきております。今後は、本日の研修に参加していただいた方の中から一人でも二人でも『そろばん授業』においてメインを務めていただく先生が出ることを期待しています」という閉会の挨拶で終了となった。
 

岡山:基礎から応用まで

岡山・研修会IMG
教員10名が参加「岡山県生涯学習センター」

 8月8日、岡山県生涯学習センターにおいて開かれた研修会には教員10名と全珠連岡山県支部会員、合計22名が参加した。
 参加者はそろばんを使って計算するのが今日初めてとのことで、3年生を担当するたびにそろばんの授業に少なからず抵抗感があったそうだ。
 講師の森田岡山県支部学対部長と光吉副支部長が少し緊張した面持ちで研修を開始し、五珠の使い方や十の数の合成・分解の操作について分かりやすく、丁寧に講習した。
 その後、参加者は時間を計って五になる数や十になる数の計算に挑戦し、簡単な足し算・引き算の計算をそろばんで行った。また、おつりの計算や五年生で学ぶ最大公約数の計算に驚いていた。また、kg・Km・L等の計算も講師と一緒にそろばんで計算した。
 なお、最大公約数の求め方では「五年生の担任に教えてあげたい」の声があった。
 「五珠の使い方で理解しやすい方法があれば教えてください」の質問には6+6を60になるまで足していく、7+7、8+8も同様に練習することが説明された。
 参加者の要望や感想の一部は次のとおり。
 「珠算を学習すればこのような利点がある、といったデータを示すべき」「もっとそろばんの時間を増やしてほしい」「教室に教師用の大そろばんを置いて、いつでも計算できるように日常的に置いておくとよい」

大分:低学年に数の概念を理解させるのによい教具

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テーマは「そろばんの実技・初歩指導について」ほか

 「大分そろばん指導協議会」(全珠連大分県支部・日珠連大分県支部両会員協同・設立11年目)による現職教員対象の第8回珠算研修会が8月20~23日、県内三会場で開催された。
 県内小学校へのボランティア授業では学校や児童に大変喜んでもらい、感謝されているが、一方で、①会員の高齢化②学校教員に自信を持ってそろばんを指導してもらうこと③そろばんの良さを分かってもらうことの趣旨から、この研修会が市教育委員会後援で実施されることになった。
 第1回は一か所であったが、夏休みで他の講習等と重なり、少人数の参加者であったことで、その後、三か所3日間に分けて実施されることになった。
 テーマは「そろばんの実技・初歩指導について」「そろばんの活用例」。五の合成・分解は頭では理解できるが、どうしても実際に置けない。おつりは後にもなるもの、しかし補数を入れて五を払う等、初歩指導は簡単でも難しさを伴っている。活用法では驚きの連続で、改めてそろばんのすごさ・便利さに驚きの声があった。
 アンケートでは感謝の言葉が多数あり、「今後も続けてほしい」、「低学年に数の概念を理解させるにはよい教具」等の声があった。