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第2回人材育成講習会 東京で開催  

つながる受講者の「そろばん」ネットワーク
第2回人材育成講習会 東京で開催

桜の木の下で同期の絆深まる
※桜の木の下で同期の絆深まる

全国から42名が研鑽に励む
※全国から42名が研鑽に励む

 3月31日から4月1日までの3日間、東京都・「国立オリンピック記念青少年総合センター」において全珠連人材育成講習会が開かれた。この講習会は次代を担う人材を育て、珠算教育団体・全国組織の一員として受講者同士のネットワークの構築を図るもので、平成19年3月の初開催に続いて今回が2回目。各支部から推薦された42名は全珠連史・新公益法人について等の講座を受講した。

7つの講座を熱心に受講

 初日、午後1時15分からの開講式後、午後2時10分から第1講座「全珠連史」が始まり、梶川理事長が全珠連の草創期から現在に至るまでの先人たちの作り上げた全珠連の歴史を語った。続く第2講座では検定競技・広報教場・研修学教各委員会委員長3名が委員会業務について解説した。
 2日目は第3講座「新公益法人制度について」から始まり、生駒副理事長が全珠連が目指す公益社団法人ほかについて述べた。
 続いて第4講座「IT化のすすめ」から第6講座「珠算史入門」まで珠算指導者としての専門的な講習が行われた。
 また、最終日午前中の第7講座では全珠連学術顧問の向山宣義氏(玉川大学講師)が「これからの算数教育」の演題で小学校算数科の内容を解説し、学校教育の中での珠算学習のあり方などを紹介した。

「自己紹介・支部自慢」
「パネル討議・正副理事長と語ろう」


 初日の午後8時からは「しゃべろう・聞いてみよう・打ち解けよう」と題して「自己紹介・支部自慢」を受講者1人ひとりがスピーチし、仲間意識・意思の疎通が図られた。
 また、2日目午後8時からパネル討議「正副理事長と語ろう」が行われ、受講者代表が正副理事長に質問をし、交流が図られた。

講習会にすてきなゲスト
山谷えり子参議院議員が受講者を激励


受講者へ国会の最新教育行政の情報をプレゼント。山谷えり子参議院議員
※受講者へ国会の最新教育行政の情報をプレゼント。山谷えり子参議院議員

 3月30日、人材育成講習会の会場に山谷えり子参議院議員が駆け付け、研鑽に励む受講者たちにエールを送った。
 挨拶に立った山谷氏は国会で審議された最新の教育行政のニュースに触れ、全国小学校に対して教育現場で自由に使える予算が交付され、教育行政が拡充されることについて話し、小学校において珠算教育がさらに充実されるように受講者たちに期待を寄せた。

「ドラゴン会」と命名か? 同期会発足

 4月1日午前1時51分から閉講式が行われ、受講者1人ひとりに履修証書が授与され、受講者を代表して今回の最年少受講者(33歳)・「ドラゴン先生」こと、長崎県の井上竜登(たつと)氏が謝辞を述べた。
 最後に澤田研修学教委員長が「皆さんが3日間の講習というお土産を持って各地に戻り、さらに成長することを願っています。12月、香川で再会しましょう」と述べた。
 人材育成講習会の前身ともいうべき幹部養成講習会では受講者同士の同期会が発足するという。それにならえば、今回は若者らしく、フレッシュな謝辞を述べた井上竜登氏にちなんで「ドラゴン会」と命名か(?)珠算教育者・指導者として42名の絆が深まった3日間が終了した。