第21回小・中・高校生そろばん訪米団 

第21回小・中・高校生そろばん訪米団
        ~団員の旅日記から~

 8月13日から10日間の日程でアメリカのロサンゼルス市・サンディエゴ市ほかを訪れた第21回小・中・高校生そろばん訪米使節団。現地の学校での珠算指導・珠算デモンストレーション、日米珠算交流会(競技大会)などの行事を無事成功させ、22日に帰国した。団員の胸に刻まれた10日間を毎日の日記から振り返ってみる。

8月13日 オリエンテーション
8月14日 首相官邸表敬訪問


中澤  元(群馬県 中3)
 緊張と不安で始まった訪米使節団も2日目に入り、団員との顔合わせや首相官邸表敬訪問など日本での大事な行事が終わりました。
 国会議事堂をバックに写真を撮ることは貴重です。それ以上に首相官邸で写真を撮ることは一生できないことなので、とてもよい経験をすることができました。このように、よい思い出をどんどん作っていきたいと思います。

甲斐 百佳(宮崎県 小6)
 昨日と今日で、とてもたくさん友達ができました。あと、首相官邸の「誓いの言葉」は、とても緊張しました。
 空港で、家族と別れるのはちょっと辛かったけど、もう友達がいるので大丈夫デス!

8月15日 アナハイム学校訪問 珠算指導・デモンストレーション

緊張のそろばん指導=アナハイム
※緊張のそろばん指導・アナハイム

小川 真優奈(埼玉県 中1)
 今日一番印象に残ったことはアナハイムの学校で現地の中学生とそろばんをしたことです。
 教えることは難しかったけれど、最後には分かってはじけるようになっていたので、とってもうれしかったです。

濱田 実咲季(広島県 小6)
 今日は、初めての学校訪問がありました。今日はそんなに緊張しませんでした。(なぜか…)
 いよいよアメリカの子どもたちが(講堂に)来て、始まりました。フラッシュ暗算の1桁くらいはよかったけど、読上算になると間違えてしまいました。
 アメリカの子どもたちに教える時は、身ぶり、手ぶりで教えました。次の学校訪問は、今日の失敗を活かして頑張りたいと思います。

8月16日 ディズニーランド見学、全米珠算選手権大会に代表参加

山口 真由子(群馬県 中3)
 本場のディズニーランドに行って、日本との違いがよくわかった。
 お土産でシャーペンが1本もないことに驚いた。また、小分けの袋も自分から言わないともらえなかった。
 日本にいる時より自分が持っている英語力が上がったと思う。アメリカに来て、身に付けた英語力を学校の勉強や英検に役立てたい。

新垣 宏哉(沖縄県 中2)
 今日は、全米選手権大会があった。全日本のような大会を予想していたけど、予想とは違い、参加する人数が少なく、みんな全然緊張感がなかったので、びっくりした。
 アメリカの大会に出られるのは一生に一度だと思うので、貴重な体験をさせてもらってとてもうれしかった。

8月17日 日米珠算交流会

頑張りました=日米珠算交流会
※頑張りました。日米珠算交流会

山入端 未有(沖縄県 高1)
 今日は競技会がありました。私は英語読上算ができるか不安だったけど、思ったより聞き取ることができてよかったです。これを機会に挑戦していこうと思いました。
 少し後悔したことは一緒のグループのアメリカの子に話ができなかったことです。次、学校に訪問するときには頑張りたいです!

清水  黛(滋賀県 中2)
 今日は、競技会でした!すごく緊張しました…。
 アメリカの生徒さんすごいですね!ペーパー問題では150点~180点ぐらい取れる人がいてびっくりしました。
 読上算は、少ししかできなかったけど、頑張りました。アメリカの生徒さんは暗算だったのに優秀ですごいなぁと思いました。
 日系のアメリカ人多かったですね!日本語を話せる人もいましたよ!

8月18日 サンディエゴへ移動

中川 萩子(栃木県 高3)
 今日のオールドタウンに行く途中のサンディエゴの海はとてもきれいで、ずっと眺めていてもあきないくらいでした。
 また、アメリカを訪れる機会があれば、是非もう一度来ようと思いました。
 シーワールドでは日本とは全く異なった感覚で楽しめ、特にシャチのショーは感動しました。
 アメリカにいる時間は残りわずかですが、できる限りいろいろな経験をしたいです。

8月19日 サンディエゴ学校訪問 珠算指導・デモンストレーション

興味津津。珠算デモ=サンディエゴ
※興味津津。珠算デモ・サンディエゴ

神山 悦子(栃木県 中2)
 今日は学校訪問しました。最初は緊張したけど、ランチのときとそろばんを一緒にやったソフィちゃんが案内してくれたり、ほかの子と一緒に遊んだりしてすごく楽しかったです。
 メキシコはお店の人がすごい勢いで、びっくりしました。暑くて長かったです。

山下 由規乃(香川県 中2)
 今日は2校目の学校訪問☆デモンストレーションよりも珠算指導という感じでした。 私の教えた子は41問できていてびっくり!
 メキシコは…呼び込みがすごく怖かったです(泣)
 夕食は日本食で、スシがすっごくおいしかったです。でも、うどんは香川の冷凍うどんの方がおいしいな(笑)

清水  黛(滋賀県 中2)
 今日は、メキシコに行ける!と思って張り切っていたのに、想像していた町と違いました。
 歩いているだけでいろんな人に声をかけられたり、子どもが品物を売りにきたり、皆必死でした。
 今、こうして毎日ご飯を食べ、学校に通い、お風呂に入り、寝る場所があることは、本当にぜいたくな暮らしだと思いました。こんな私でもあの人達のためにできることはありますか?

最終日・訪米を終えて

中川 萩子(栃木県・高3)
 “これからアメリカかぁ”穏やかな気持ちで迎えた初日から、早や最終日になろうとしています。そろばんという、ただ一つの共通点を頼りに、まだ見ぬ未知の世界へと飛び立ったあの日が、今ではうそのようです。
 この短期間で私たちは、さまざまな物事にふれ、アメリカという国を肌で感じてきました。それらはまるで、一つの絵を完成させていくような感覚でした。ただ、それを完成するためには家族があり、先生があり、友人がいなければおそらく100%不可能だったでしょう。
 私は今回の訪米使節団で、人と人とのつながりの大切さを大いに感じました。短期間ではありましたが、異国の地で学んだ一つひとつをこれからの自分自身の糧として、より充実した生活が送れるように、日々努力したいと思います。
 最後に、私が今回こんなにも貴重な体験ができたのは、周りの人々の温かい支えがあってのことなので、感謝をしたいです。本当にありがとうございました。そして、10日間を共に過ごしてくれたみんなに、ありがとう。

松本 真衣(愛知県・中2)
 今回の訪米使節団に参加して日本とアメリカやメキシコの文化の違いがとても分かりました。アメリカの学校と日本の学校の違いなどアメリカに行かないと分からないことがあるので、すごく自分の中で何かが変わった気がしました。
 それにアメリカの子どもたちにそろばんのすごさと素晴らしさをたくさん教えることができてよかったです。あと、本場のディズニーランドやシーワールド、野球観戦など一生に一度の思い出がこの使節団で作れてよかったです。

岩田 尚子(大阪府・高3)
 「夢ちゃうか」って思うほど楽しくて、あっという間の10日間でした。いつの間にか、先生方とも団員のみんなとも仲良くなっていて、めっちゃ過ごしやすかったです。
 最初はホンマに観光気分で、珠算は二の次ぐらいに考えていたけど、今回のおかげでやる気が少し復活した…かもしれません。(あんまり期待しないでください。)
 そのほかにも、各地の方言や英語の発音、値切り方からスイカの切り方までこの訪米団でたくさんのことを学びました。嫌な思い出は反省だけ残して全部忘れたので、ステキな思い出だけ残っています。
 2年ぶりにこの企画を立ち上げてくださった方々、道中や旅先でお世話になった方々、訪問した学校のみんな、バスの運転手のフィルさん、キム姉さん、牧さん、米さん、矢吹先生、ナイスなまりの工藤団長、ザ・カメラマンの川原井先生、こんな私を推薦してくださった澤田先生、筋野さん、高橋先生、上田先生、行かせてくれた両親、その他いろいろな皆さん、本当にありがとうございました。私は幸せ者です。
 訪米団のみんな、大阪色丸出しの私と仲良くなってくれてありがとう! 絶対、一生忘れへん! See you again.

青森県支部創立50周年記念式典 挙行 

各地の話題・青森

野球解説者 太田幸司氏が記念講演
青森県支部創立50周年記念式典 挙行

祝辞を述べる梶川理事長
※祝辞を述べる梶川理事長

記念講演で野球人生を語る太田幸司氏
※記念講演で野球人生を語る太田幸司氏

 全珠連青森県支部創立50周年記念式典が8月31日、十和田市「奥入瀬渓流ホテル」において挙行された。
 式典に先立ち、午後1時からこれまでに他界された物故会員の法要が執り行われた。参列者全員が黙とうし、献花を行い、生前の写真がスクリーンに映し出されると、元気だったころを偲び、手を合わせて冥福を祈った。 
 式典は午後2時から開始され、開会の言葉に続き、支部50年の経過報告が行われ、半世紀の歩みを振り返った。
 斎藤隆支部長は「多くの方々に支えられて今日を迎えることができ、感慨深いものがある」と式辞で述べ、先輩の築いた伝統を守り、発展させていくことを誓った。
 続く来賓祝辞では梶川眞秀理事長が近年、青森県支部の成長が著しいことにふれて、「これからも全珠連をリードして発展に寄与してほしい」と支部会員に励ましの言葉を送った。
 その後、永年にわたり珠算教育に貢献した方への表彰が行われた。
 休憩をはさみ、午後3時30分から記念講演が行われ、野球解説者の太田幸司氏が「私の野球人生」と題して講演を行った。
 甲子園での松山商業との延長18回引き分け再試合の思い出やプロで地獄を見たという経験を語り、その中で人との出会いの大切さを知ったと話した。
 午後5時、式典は滞りなく終了した。

道央支部創立50周年記念式典・祝賀会  

各地の話題・道央

会員9名に特別功労表彰
北海道内外から多数が出席

道央支部創立50周年記念式典・祝賀会

50年の歴史を顧みて・記念撮影
※50年の歴史を顧みて・記念撮影

 8月31日(日)、札幌市中央区「ホテルライフォート札幌2Fライフォートホール」において全珠連道央支部の創立50周年を祝う記念式典・祝賀会が挙行され、市内は元より北海道内外各地から多数の参加を得て、盛大に挙行された。
 記念式典では加藤孝幸支部長の式辞の後、祝辞では生駒利夫副理事長、小林幸太郎理事、山口隆示日本珠算連盟顧問がお祝いの言葉を述べた。
 続く表彰では前支部長、前々支部長の2名に感謝状が贈られ、また永年在籍50年(6名)から5年刻みで該当する会員が表彰され、さらに長年にわたり支部に功労があった会員9名に特別功労表彰が贈られた。
 記念写真撮影の後、祝賀会となり、渡辺稔参与の乾杯の後、各テーブルでは懐かしい話に花が咲き、畑山敏光オホーツク支部長の万歳三唱改め一本締めで、和やかに終了となった。

現職教員珠算研修会 

現職教員珠算研修会・岡山

そろばんで正確な数を導き出す「喜び」
 =授業で目指す「分かった喜び」


手作りテキストで分かりやすく説明=岡山
※手作りテキストで分かりやすく説明

 7月31日、岡山県下の小学校教員12名が参加して現職教員対象珠算研修会が「岡山県生涯学習センター」において開催された。(全珠連岡山県支部主催)
講師は岡久泰大氏(全珠連珠算教育研究所)。21ページに及ぶ手作りのテキストを使って「算数科のそろばん」を解説、参加者は午前10時から12時までの2時間、実際にそろばんをはじきながら真剣に受講した。
 視聴覚教室が会場となり、講義ではプロジェクターを使って、大きなスクリーンに映像が映し出され、分かりやすい説明に耳を傾けた。
 毎年開催されるこの研修会は今年で4回目。毎年平日に開催され、休暇届けを提出しての参加だそうで、今回の参加者は県北の遠いところからの参加が目立っていた。
研修が始まる前から参加者一人ひとりにコミュニケーションを取り、終了後も質問に気軽に応じるなど、講師の心の込もった研修会が終了した。
なお、受講者から次のように感謝と感想が寄せられた。

◎時間や「かさ」「長さ」の指導までそろばんで活かせることを知った。
◎10や5の合成分解の大切さを改めて気付いた今回、実際に指を動かしながら教えていただいたので、自信を持って教えることができそうです。DVDが使えることを楽しみに待ちます。
◎算数専科は初めての経験です。これまでの算数授業は掲示物ばかりを使っていたので、パワーポイントやコンピューターを活用した方が効果的だったと反省するきっかけになりました。
◎久しぶりにそろばんについてじっくり時間をかけて勉強することができました。今日の話を聞いてクリアになったような気がします。
◎そろばんを動かし、正確な数を導き出すことができる喜びは授業の中で目指す「分かった」喜びそのものだと思う。学校でどんどん取り入れていきたい。


現職教員珠算研修会・長崎

長崎県難病相談・支援センターで開催
谷賢治氏の講義 大好評


初歩のそろばんの弾き方から再確認=長崎
※初歩のそろばんの弾き方から再確認・長崎

 平成20年度「長崎県(小学校・高等学校)現職教員珠算研修会」が8月22日(金)、長崎市茂里町「長崎県難病相談・支援センター」で開催された。
 今回は長崎市教育委員会管内の小学校教諭と県下各地の高校教諭が多数参加し、酷暑の中、終日熱心に受講した。
 講師は東京の谷賢治氏。(全珠連珠算教育研究所主任研究員)およそ3時間にわたりユーモアをたっぷり交えた名調子で受講者は終始笑顔での研修会となり、すっかり魅了された様子だった。
 講題は「算数・数学におけるそろばん指導について」。
そろばんの歴史からそろばんの活用まで講師独特の話芸ともいえる薀蓄(うんちく)の講義がとても印象的であった。