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新年のご挨拶 理事長 梶川眞秀 

新年のご挨拶
    理事長 梶川 眞秀

梶川眞秀理事長


 あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、ご健勝にて新春をお迎えのこととお慶び申しあげます。
 連盟にとって、昨年は記念すべき年になりました。それは、検定試験において、第317回(1月検定)から毎回、珠算・暗算ともに前年に比べ、受験者増を連続達成していることです。
 これは、1年間を通しての受験者増として、実に昭和54年度以来28年ぶりの快挙になります。珠算・暗算の合計受験者は、18年度後期(1月~6月)は2.9パーセント増、特に19年度7月以降は6.8パーセント増と高い値を示しています。長い間、減少傾向が続き、危機感のあった珠算界に、やっと春の兆しが見えてきたことを会員の皆様と共に喜びたいと存じます。
 これも、地道に続けてきた小学校ボランティア活動や広報活動、更に、実務珠算から教育珠算への移行がやっと実り始め、これに会員各位が研究・実践された低学年指導法の成果がより効果的に反映されたものと確信しております。
 さて、今年は連盟にとって大事な年にあたります。公益法人制度改革で連盟が「公益社団法人」認可の第一歩を踏み出すために、定款の改正や新会計基準に沿った処理の実施と、連盟の将来に関わる重要案件を仕上げなければならない年であるからです。
この認可を受けることは、連盟が永年にわたり社団法人として築き上げてきた社会的評価と、現在まで得てきた税優遇策による事業継続のために、是非ともやり遂げねばなりません。
 また、重点目標に「会員増加対策」「組織の安定化」を掲げていますが、特に、会員対策や支部存続問題については思い切った策をもって対処していく所存でいます。
次に、珠算PR事業について、初めてラジオCMと連動してインターネットを活用し、検索キーワードを取り入れ、視覚的に多くの情報量を伝達できる動画で“そろばん教育の良さ”を配信いたします。小学生を持つ保護者を対象にしたときの、インターネットのアクセス頻度の高さにアプローチを定めたものです。
 更に、子どもたちに夢を与え、珠算PRにも繋がる「小・中・高校生珠算訪米使節団」を2年ぶりに再開すべく計画中です。
 受験者増加が今後も継続し、「珠算復活」の足場を固め、そして「学習指導要領」の中で、そろばんが確固たる地位を得られるように、理事が一丸となって頑張る1年になることをお誓いし、新年のご挨拶といたします。

第19回全国生涯学習フェスティバル 「まなびピア岡山2007」 

全珠連マスコット「パチとパッチー」
岡山県マスコット「ももっち」の競演


圧巻は「ももっちステージ」のフラッシュ暗算デモ


第19回全国生涯学習フェスティバル
 「まなびピア岡山2007」で珠算教育PR


パソコンを駆使して「見せる暗算」のPR・わくわく学習「チャレンジ」ゾーン

※パソコンを駆使して「見せる暗算」のPR・わくわく学習「チャレンジ」ゾーン

 第19回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア岡山2007」が平成19年11月2日(金)~6日(火)の5日間、岡山市いずみ町の岡山県総合グラウンドを主会場に県内全市町村において開催された。(全市町村で開催されるのは史上初めて)

メインテーマは 《晴れの国 キラリ輝く 学びの輪》

 「まなびピア」は、生涯学習の「学び」とユートピア(理想郷)の「ピア」を掛け合わせた造語で、今年で19回目。
 今回のキッチフレーズは《晴れの国 キラリ輝く 学びの輪》。その言葉どおり、連日晴天となった会場には、家族連れなど多くの来場者があった。
 初日となった11月2日(金)には、県内各地の小・中・高校が授業の一環として来場し、3日(土)には、秋篠宮様、紀子様もご来場になった。
 全珠連の展示(岡山県支部担当)は、生涯学習見本市会場(桃太郎アリーナ1階)の136ある中の《わくわく学習「チャレンジ」ゾーン》の2つのブースを使って行われた。
 
ちびっ子も楽しくチャレンジ・フラッシュ暗算ほかの計算コーナー

※ちびっ子も楽しくチャレンジ・フラッシュ暗算ほかの計算コーナー

支部ホームページで順位確認 「計算」挑戦コーナー

 まず、目に付くのはパソコン。ノート型パソコンが6台。次から次に訪れる来場者の対応に平山一孝支部長を始め、岡山県支部の担当者は汗だく。かけ算九九・やさしい計算(2台)・フラッシュ暗算(2台)・25マス計算に挑戦する来場者に笑顔で対応していた。
 得点が即座に集計され、順位が出て、参加者は自分の順位に一喜一憂。再チャレンジする子どもたちも多数出て、大賑わいだった。岡山県支部のホームページ(http://www.web-g.jp/sorobanokayama/)にも結果が出て、順位が確かめられた。
 また、そろばんストラップ作りのコーナーでは、保護者も一緒にそろばんのバラ玉を使って一生懸命、ストラップを作っていた。
 長桁そろばんやいろいろな珍しいそろばんの展示があり、手に触れて驚く人々の列が後を絶たなかった。

まなびピアのホームページで紹介された暗算の達人3名による模範演技


まなびピアのホームページで紹介された暗算の達人3名による模範演技

※まなびピアのホームページで紹介された暗算の達人3名による模範演技

ステージが熱い そろばん名人の模範演技

 3日(土・祝)には、生涯学習体験広場(ももっちステージ)で生涯学習の発表の場があった。12時15分から30分間、岡山県支部会員の生徒で、石黒将太君(岡山市立芳明小6年・珠算九段・暗算十段)、土井原康平君(岡山市立操山中2年・珠算九段・暗算九段)、安本絵美さん(社会人・珠算九段・暗算十段)が模範演技を披露した。
 読上暗算・四則計算(乗算・除算・見取算・伝票算各3問)・読上算・フラッシュ暗算の妙技に会場の大勢の観客もただただ驚くばかりだった。手元をビテオカメラで映し、プロジェクターに投影し、とても見やすい模範演技だった。
 100ある客席はほぼ満席状態。客席には、岡山県支部会員を激励に訪れた梶川理事長の姿もあり、当日の様子は「まなびピア」のホームページで生中継された。

ちびっ子に大人気。全珠連ブースのマスコット、パチ&パッチー

※ちびっ子に大人気。全珠連ブースのマスコット、パチ&パッチー

大活躍 「パチとパッチー」着ぐるみ担当の中学生たち

 連日、そろばんをPRしていたが、中でも大活躍だったのがパチとパッチーだった。学校が休みのときは、白神寛紀君(福浜中1年)、枝松佳奈さん(就実中2年)、石原麻由さん(岡山大教育学部付属中3年)が交代で演じ、来場する小さな子どもたちに愛嬌を振りまいていた。
会場内は人の熱気で暑い中、頑張って、手を振り、大人気だった。
 岡山県支部一丸となっての前準備からの努力により、「生涯学習のそろばん」のよさを来場者に伝えられたフェスティバルであった。次回、平成20年(第20回)は福島県で開催予定。

関 孝和先生顕彰第58回全日本珠算競技大会 

全国から57団体、271名
「ふじおか教育の日」の一環


関 孝和先生顕彰第58回全日本珠算競技大会
  群馬県藤岡市で開催


先生没後299年。偉業を讃えて競技の開始・藤岡市民ホール


先生没後299年。偉業を讃えて競技の開始・藤岡市民ホール

※先生没後299年。偉業を讃えて競技の開始・藤岡市民ホール

 平成19年11月3日、群馬県藤岡市民ホールを主会場に関孝和先生顕彰全日本珠算競技大会が開かれた。(主催・藤岡市ほか、協賛・社団法人群馬県珠算連盟、全珠連群馬県支部)
 藤岡市が主催するこの大会も58回目。市が教育関係の事業に力を入れていることから、大会は「ふじおか教育の日」の一環として位置付けられている。
 会場には北は青森から南は沖縄まで全国20都府県から57団体、271名が参加し、小学生・中学生・高校一般の3部門で、団体・個人総合・読上暗算・読上算の各競技が行われた。
 全日本大会の名にふさわしく、全珠連主催の平成19年度全日本珠算選手権大会個人総合優勝者の堀内選手や平成18年度同大会の覇者・土屋選手も顔を揃えて熱戦が展開され、特に個人総合競技では3部門とも同点決勝の末に優勝者が決定するという、力の入った大会となった。
 優勝団体と個人は次のとおり。

団体総合 優勝

小学校   三沢珠算塾(青森)
中学校   黒川速算塾(東京)
高校・一般 はやしそろばん総合学園本部教場(宮城)

個人総合 優勝

小学校   工藤 駿哉(青森)
中学校   木塚 康太(東京)
高校・一般 土屋 宏明(宮城)

読上暗算 優勝

小学校   松崎  翼(千葉)
中学校   木塚 康太(東京)
高校・一般 堀内 祥加(東京)

読上算 優勝

小学校   松崎  翼(千葉)
中学校   高倉佑一朗(千葉)
高校・一般 金子 優希(千葉)

岡山県ちびっ子そろばん大会開催 

保護者の応援受けて、低学年生 ガンバる

岡山県ちびっ子そろばん大会開催

 実りの秋・恒例、低学年生たちのおたのしみ、全珠連岡山県支部主催による「岡山県ちびっ子そろばん大会」が平成19年10月28日(日)、岡山県珠算会館において開かれた。以下は、西中俊子支部広報部長のレポート。

            ◆ ◆ ◆

 季節もようやく秋らしく、各地でいろいろなイベントが行われている中、岡山県珠算会館にちびっ子の選手が保護者に付き添われ、ぞくぞくと会場入りして来た。中には一家を挙げての応援団もいる様子。遠足気分の子どもたちと緊張している保護者たち。小学校2年生以下の部40名、3年生50名がようやく席に着いた。
 かけ算・わり算・見取算・暗算と順調に進む。小さな、かわいい指が軽快にそろばんをはじいていた。きっと、いっぱい練習してきたのだろう。余裕の様子だ。
 後ろで見守っている保護者の方々が何となく、ざわめいている。我慢しきれなくなったのであろうか、若いお母さんが代表で私のところに来た。「あの子は、“用意、始め”の前から計算している」ことを告げた。
 保護者も祈るような気持ちで我が子を見守っているのだ。真剣なのだ。私たちの気持ちは、そろばん大会ではあるが、お祭りなのだから、優しく、と思っていたが、許されないことがよく分かったのである。
指摘されたちびっ子の通う塾の先生に優しく注意することを勧めて落ち着いた。次回の課題である。
 金・銀・銅のメダルと表彰状をもらい、写真撮影もにぎやかに。例年どおりのフラッシュ暗算・ビンゴゲームと楽しいひとときに会場は盛り上がった。
 大会は28の小学校と1つの幼稚園の参加で、今回も無事終了した。

            ◆ ◆ ◆

関連サイト 岡山県支部ホームページ
           http://www.web-g.jp/sorobanokayama/

岡山県ちびっ子そろばん大会


岡山県ちびっ子そろばん大会


岡山県ちびっ子そろばん大会

初開催 「いわてっ子あんざんカップ2007」 

テレビを通じて参加者募集

初開催 「いわてっ子あんざんカップ2007」
盛岡市・学校法人上野法律ビジネス専門学校が特別協賛

県内から108名が参加・学校法人上野法律ビジネス専門学校大ホール


県内から108名が参加・学校法人上野法律ビジネス専門学校大ホール

※県内から108名が参加・学校法人上野法律ビジネス専門学校大ホール

 10月7日、県内初の開催となる「いわてっ子あんざんカップ2007」が盛岡市・学校法人上野法律ビジネス専門学校大ホール等を会場に実施された。
 この大会は全珠連岩手県支部の主催で、学校法人上野法律ビジネス専門学校(盛岡市)の特別協賛を得、また東北ペプシコーラの協力によるもの。
 全珠連会員教場の生徒のほか、県内の珠算学習をしている児童・生徒にも自由に参加してもらうことを第1の目的に、そして、珠算・暗算の有用性を少しでも社会にアピールすることの大切さを第2の目的として、テレビを通じて、参加が呼びかけられた。(15秒スポット60本)
 当日は、県内各地から108名が参加し、開会式では、吉田岩手県支部長挨拶に続き、学校法人上野法律ビジネス専門学校校長から選手激励があり、競技が開始された。
 競技種目は総合競技(かけ暗・わり暗・見取)・読上暗算競技・フラッシュ暗算競技の3種目で競われ、参加者は競技開始の9時30分から12時20分まで競技に集中した。
 なお、この大会の様子はNHK盛岡放送局・テレビ岩手の各ニュースで大きく取り上げられ、特にテレビ岩手では第1部(小学校4年生以下)の総合競技優勝者の所属する教場に出向いて、30分番組のための取材が行われる計画とのこと。
 「大会運営に関して、全珠連岩手県支部会員、上野法律ビジネス専門学校、朝日新聞、テレビ局、東北ペプシコーラほか多数の協力に感謝しています」と関係者は伝えている。