第1回人材育成講習会
東京・渋谷から発進 全珠連の『新鮮力』
第1回人材育成講習会
精鋭たちが研鑽(さん)の春
気象庁から桜の開花が宣言されたにもかかわらず、冷たい雨の降る中、平成19年3月25日(日)、東京都渋谷区の明治神宮と代々木公園に隣接した国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて『第1回人材育成講習会』が開催され、27日(火)までの3日間にわたって各地から集まった受講者が熱心に研修に励んだ。
※充実の講義に集中=東京・国立オリンピック記念青少年総合センター
参加者40名の「絆」深まる
「珠算教育の現状を把握し、将来に向けて更なる珠算教育の発展と連盟の飛躍に力を注げる人材の育成、ならびに会員間の絆を深めることにより、情報交換や協力体制を確固たるものとする」を目的としたこの講習会は、平成3年を最後に休止された幹部養成講習会のミニ版のようではあるが、内容の充実さはひけを取らず、全国各支部から支部長推薦の精鋭40名(男性25名・女性15名)が参加することとなった。
当日午前9時42分ごろ発生した能登半島地震の影響により、少し遅れた参加者があったものの、午後1時15分からオリエンテーション並びに開講式が行われた。大竹研修学教委員会副委員長の開式のことばに引き続き、ここ数か月の間に、急逝された土師民三郎先生(本部顧問)、黒川信次先生(本部参与)、岡本富三郎先生(徳島県支部長)の冥福を祈り、黙祷が捧げられた。
全珠連歌斉唱、賀藤理事長、村上研修学教委員長の挨拶、祝電披露、委員紹介、事務局紹介を経て開講式が終了し、午後2時10分から第1講座が始まった。
※全国から集まった受講者。同士の輪、広がる。
※一同で記念撮影。
講座内容と担当講師は次のとおり。3月25日(日)
<第1講座 14:10~15:50>
「社団法人(公益法人)と全珠連史について」
理事長 賀藤 榮治
<第2講座 16:00~17:30>
「連盟の組織と運営について」
副理事長 梶川 眞秀3月26日(月)
<第3講座 9:00~10:30>
「教場繁栄の一手」
広報教場委員長 工藤 壽和
<第4講座 10:50~12:20>
「IT化のすすめ」
研修学教委員会委員 能登 金文
<第5講座 14:10~15:50>
「現職教員珠算研修会の意義と今後について」
研修学教委員会委員 岡久 泰大
<第6講座 16:00~17:30>
「珠算史(子どもに聞かせる易しいそろばんの歴史)」
珠算教育研究所主任研究員 谷 賢治3月27日(火)
<第7講座 9:00~10:30>
「算数科のそろばんとボランティア授業」
研修学教委員会委員長 村上 次雄
----------------------------------3月25日(日)
<自由討議 20:00~22:00>
「なぜ,ここにいるのか!」
研修学教委員会副委員長 大竹 庸及3月26日(月)
<パネル討議 20:00~22:00>
「そろばんの未来にむかって」
研修学校教育委員会委員 澤田 悦子
- [2007/04/16 10:57]
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新聞社・雑誌社記者との珠算懇談会
ゲストに向山宣義氏
新聞社・雑誌社記者との珠算懇談会
3月22日、東京・経団連会館を会場に「新聞社・雑誌社記者との珠算懇談会」が開催された。
春季に開かれているこの催しは全珠連が実施したアンケート結果報告・分析発表を兼ねて珠算教育の現状をマスコミ関係者に発表するもの。当日は朝日新聞社・読売新聞社ほか7社から記者8名が出席し、ゲストの向山宣義氏(玉川大学講師・全珠連学術顧問)の分析結果に聞き入った。
今回のアンケートのテーマは小学1~6年生を持つ母親に行った「小学生のお金教育」。
小学校校長として現場の豊富な経験を持つ向山氏からは「お金に関する教育は大切なことではあるものの、学校現場では直接行われていないのが実情。したがって、家庭での教育が大事」とした上で解説が行われた。
結果項目ごとに、「もっと数字が少ないのが望ましいもの」、逆に「もっと大きい方がよいもの」を分析し、集まった記者にコメントした。
珠算教育の実情報告では村上副理事長から珠算3団体による小学校のそろばん授業の状況が説明され、そろばんを使った実例で「おつりの計算・最小公倍数や最大公約数の求め方」等が解説された。
また、フラッシュ暗算の実例も示され、十段の問題がパソコンに表示されると、記者は一様に驚いていた。
※珠算教育の現状も報告=東京・経団連会館
- [2007/04/16 10:31]
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歓喜の春 珠算優秀生徒大学推薦入学 決定
歓喜の春 珠算優秀生徒
大学推薦入学 決定
今年も春の話題が届いた。3年間、高校で学業も優秀、珠算も頑張って大学推薦入学を決めた生徒を紹介する。(見出しは生徒からの感謝のことばと先生からの励ましのメッセージ)
◇「舩橋先生へ いろいろとご指導ありがとうございました」
◆「今井君へ 大学生活でも常に上を目指せ!」
東京経済大学経済学部経済学科入学
今井 聡さん
※舩橋先生(右)が祝福
茨城県立古河第一高校出身。小学校の頃からそろばんを学び、珠算・暗算ともに4段の実力。
そろばんのよさ・エピソードについては「授業の時に計算が速くできてよかった。高2・高3と連続で全国大会に出場できた思い出」をあげている。
指導者である同校の舩橋弘教諭(茨城県支部)に「ご指導ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べている。逆に、船橋氏からは「珠算を通して得た経験を元に、大学生活でも常に上を目指してほしい」と期待の返事が返ってきた。
明るい性格だが、優柔不断なところも少しあるという今井君。大学では「公認会計士の勉強をやりたい」と胸を膨らませる。
◇「舩橋先生へ とてもわかりやすい指導でした」
◆「鈴木貴行君へ 高校での絶え間ない努力を大学でさらに発展させること!」
専修大学商学部 会計学科 入学
鈴木 貴行さん
※舩橋先生の指導で成長
茨城県立古河第一高校出身。小学生から珠算を学び、実力は珠算4段・暗算8段。今後は珠算・暗算ともに10段位取得を目標に掲げている。「珠算を学んで、集中力が向上した。全国大会が思い出」と珠算学習の効果・エピソードを語った。
指導者の舩橋氏へは「珠算で早く計算する方法や応用計算でも一つひとつ計算式を立ててもらったので、とても分かりやすかった」と感謝の言葉を語った。
また、舩橋氏からは「高校時代に努力したこと、学んだことを大学でさらに発展させ、実のあるものにしてほしい」とエールが送られた。
頑固な一面はあるが、寛容な性格。大学では「日商簿記1級と公認会計士の資格取得を目指したい」という。
◇「白井先生へ 指導していただきたことを今後に生かしたいです」
◆「鈴木翔悟君へ 珠算を通して培われた力を大切に!」
専修大学商学部 会計学科 入学
鈴木 翔悟さん
茨城県立水戸商業高校出身。14年間の珠算歴を持つ鈴木さんは珠算・暗算ともに9段の実力。
「珠算をやって、他の人より集中力が付いた。今後も続けられるだけ続けて大会に参加したい。毎日、珠算の練習を欠かすことはなかった」と話す。
指導者である同校の白井克昌教諭(茨城県支部)に「珠算・勉学ともに指導していただいたことを今後、生かしたい」と語った。
また、白井氏は「日頃からの努力の積み重ねが上級取得、大会での上位入賞となった。今後更なる飛躍を期待したい」と励ましが寄せられた。まじめで根気強い性格。大学では「将来の職業への希望実現のために努力すること。そして他の分野も積極的に学んでいきたい」と話す。
◇「横山先生へ 珠算はもちろん、それ以外の多くのことを教わりました」
◆「山根さんへ 学業と珠算の両立をよくがんばりました」
立命館大学経営学部 入学
山根 理紗さん
※横山先生(右)に朗報報告
広島県立広島商業高校出身。14年間、珠算を習い、珠算・暗算ともに10段の実力者。「数字に強くなった分、資格取得もスムーズになった。今後、競技会等で記録・名前を残せるように頑張りたい。中学時代、在籍した吹奏楽部が全国大会で金賞を受賞。同時期に珠算10段も取得し、二重の喜びで高校生活に弾みが付いた」と珠算学習の抱負とエピソードを語ってくれた。
指導者の横山敏子氏(広島県支部)へは「4歳、数字を習うことから始まり、珠算だけでなく、それ以外にも多くを教わりました。大学への道に導いてくださったことに感謝したい」と話した。
横山氏からは「学業と珠算の両立をよく頑張りました。これからは自分自身をしっかりと持って、大学生活を楽しんで」と入学を喜んでいる。趣味はピアノ。大学では、「さまざまな資格取得と競技としての珠算を両立し、さらに向上を目指す」と心強い言葉が返ってきた。
◇「豊島先生へ 先生の指導のおかげで成長しました」
◆「伊藤さんへ 3年間、よくがんばりました。最高の高校生活を糧として、今後も活躍を」
広島修道大学商学部経営学科 入学
伊藤 こづえさん
※日本一のメンバーとともに。伊藤さん(中央)と豊島先生(最右)
広島県・広島女子商業学園高校出身。珠算8段、暗算6段の実力。「練習を重ね、日本一を取ることができた時、珠算を続けてよかったと思った。これからも技術を向上させたい」と意欲的だ。
同校の豊島東洋樹教諭(広島県支部)へは「先生の指導のおかげで成長し、多くの成績を残せて、本当に感謝しています」と話す。
また、豊島氏は「昨年は団体、今年は個人で日本一を得、最高の高校生活だったと思います。これからの人生で、必ず自分自身の糧のなることは間違いないでしょう」とエールを送っている。自分の興味あることに集中して取り組むタイプ。大学では「経営学・ビジネスについて学びたい。珠算も続けていきたい」と前向きだ。
◇「岸良先生へ これからもよろしくお願いします」
◆「岸本さんへ これからも心を磨き、夢と希望を持って過ごして」
広島経済大学経済学部 入学
岸本 由梨絵さん
※岸良先生(左)にうれしい春のたより
広島県・市立広島商業高校出身。珠算歴は12年間。珠算8段、暗算9段の実力者。全国大会で団体優勝するなどの成績を残す。
「珠算を通して多くの友人ができた。10段位取得を今後の目標においています」と珠算学習の思い出と更なる意気込みを語った。指導者・岸良百合子氏(広島県支部)への感謝の言葉は「今までお世話なりました。これからもよろしくお願いします」と話した。
岸良氏からは「下級生の面倒見がよい、明るい生徒。何度も挫折感を味わいながら、よく最後までがんばり続けたと思います。これからも、心を磨き、夢と希望を持ち続けてください」と話す。特技は珠算。集中力・忍耐力が身に付いた。大学では「資格取得に力を入れたい」と希望している。
◇「阿部先生へ 叱咤激励があってここまでそろばんを続けられました」
◆「高木さんへ 今後の精進を願っています。がんばれ!」
中京大学経済学部経済学科 入学
高木 彩さん
「調子がいい時も、成績が伸び悩んだ時も、先生の叱咤激励があったから、ここまでそろばんを続けることができました」と中京大学への推薦大学合格を喜ぶ高木彩さん。
高知学芸高等学校出身で、珠算6段、暗算8段という実力者。テスト期間中、週3回のそろばん塾を2回にするなど、先生に調整してもらうなどで、そろばんと学業とを上手に調整した。
「自分自身の幅を広げることができた」と珠算学習の効用を話す。
指導者の阿部殊子氏(高知県支部)は「学業・クラブ活動のため、珠算学習の練習に時間的な制約があった。十分な練習時間があれば…。才能は抜群のため、十段位を目指してほしかった」と少し残念そうだが、今後の高木さんの精進に期待を寄せている。
大学では、税理士の資格取得を目指したいという高木さん。大学入学を果たし、次の目標へと心は弾んでいる。
- [2007/04/13 21:25]
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6歳で珠算検定試験1級に合格
各地の話題・北海道
“あかつき” 山口保育園の星
友兼“昴(すばる)”君
6歳で珠算検定試験1級に合格
第317回全珠連珠算検定試験(平成19年1月28日実施)において北海道札幌市の友兼 昴(ともかね・すばる)君が、難関の1級に合格した。
札幌市のあかつき山口保育園に通う昴君は平成13年1月8日生まれで6歳になったばかり。4歳から祖父の珠算学校に通い、指導を受けた。
「将来は10段を取りたい」と抱負を語り、現在もそろばんの練習に余念がない。
「6歳児で1級合格」は全国的に見ても極めて珍しいケースで、過去には第303回検定(16年9月実施)において岐阜の赤堀愛里さん(当時5歳)が1級合格を果たしている。
※わずか2年余で難関突破・友兼くん
- [2007/04/13 20:55]
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