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滋賀県第28回大津そろばんまつり 

滋賀県第28回大津そろばんまつり
 近江八景の一つ「三井の晩鐘」で名高い三井寺で実施

有村治子文部科学大臣政務官(滋賀県支部顧問)も出席

 ゴールデンウィーク初日の4月29日、みどりの日にふさわしく、若葉が美しい大津市園城寺(通称三井寺)山頂に建立されている大津そろばん顕彰碑の前で、恒例の大津そろばんまつりが挙行された。
 今回で第28回を数えるこの催しには、来賓に有村治子文部科学大臣政務官(参議院議員・全珠連滋賀県支部顧問)が出席し、挨拶を行った。また、全珠連から賀藤榮治理事長を始め、近畿ブロックの正副支部長らが参列した。
 まず、記念碑の前で、総本山三井寺長史福家大僧正を筆頭に僧侶5名によってお経が唱えられ、古いそろばんの供養が営まれた。
 その後、観音堂書院において、会員の塾生52名による「そろばん腕くらべ」が開始され、参加者は日ごろの練習成果を存分に発揮し、楽しいひとときを過ごしていた。
 また、当日は保護者も多数参加し、そろばんの必要性・メリットを再認識してもらうよい機会となった。

読経の中、そろばん供養=滋賀県の三井寺

※読経の中、そろばん供養=滋賀県の三井寺

供養を行う賀藤榮治全珠連理事長

※供養を行う賀藤榮治全珠連理事長

有村治子文部科学大臣政務官も出席

※有村治子文部科学大臣政務官も出席

*大津そろばん
 かつてそろばんの産地であった大津。江戸初期、1612年、片岡床兵衛が長崎から中国式そろばんを持ち帰り、独自の改良を加えて、製造を始めたといわれている。当時の大津は東海道筋にあたり、近江商人の活躍や、京・大坂という消費地に近いことから大いに栄えた。
 この地に(社)全国珠算教育連盟の手によって大津そろばん顕彰碑が建立され、1975年(昭和50年)12月25日に除幕式が営まれた。

*三井寺(園城寺)
 大津市の三井寺は天台寺門宗総本山。近江八景の一つとして「三井の晩鐘」は有名。金堂前の鐘楼につるされた鐘は今でも朝夕、周辺に時を告げている。そのあたたかな音色のすばらしさは古くから知られ、「形の宇治平等院」、「銘の高雄神護寺」とともに、「音の三井寺」として「日本三名鐘」の一つに数えられ、その鐘楼は国の重要文化財にも指定されている。

答えにたどり着くための確かな計算力が養成 

佐賀大学医学部合格
 田浦 喜裕さん(長崎県)
 の感想文

 「そろばん教育が大学合格に役立った」と素直に喜ぶ田浦さんからは、感激の感想文が寄せられた。

 この春、佐賀大学医学部に進学を決めた私は、小学校の6年間、そろばんを続けてきました。
 中学校に入って、部活や学校の勉強で忙しくなり、止めてしまったのですが、あの6年間があったから、今の自分があるのだと感じています。
 「そろばんを習っていてよかった」と思う点は、数学等の理系科目の計算に強くなれたことです。
 特に数学は、学年があがるにつれて、難しい計算を要求されます。確かな計算力を身に付けていないと、考え方が合っていても、答えまでたどりつくことができません。
 しかし、珠算や暗算を小さいうちから習っておけば、計算力も付くし、さらには数学に対する抵抗もなくなるように思えます。
 次によかったと思う点は、問題と一対一で向き合うことで集中力、忍耐力を養うことができたことです。こういう力は勉強のみならず、スポーツをするうえでも非常に重要になってくると思います。
 先日、6年ぶりに「そろばん教室」を訪ねてみると、私が習っていた頃と同じか、それ以上の数の生徒がそろばんをやっていたことに驚きました。
 今後も日本の伝統的な文化の一つである「そろばん」が、長く後世に継承されていけばいいなあ、と感じました。
 最後に、小学校の6年間、そろばんでお世話になった先生に感謝の気持ちを込めて、お礼を申しあげたいと思います。本当にありがとうございました。

そろばん学んで充実の大学生活へ 

勉学において計算力が“武器”に

暗算八段、東京大学理科Ⅰ類に現役合格
 神奈川県の野中 潔さん


指導者・大貫氏(左)と野中さん

※指導者・大貫氏(左)と野中さん

 現役での東京大学(理科Ⅰ類)合格を果たした珠算優秀生は野中潔(のなか・きよし)さん。神奈川県立湘南高等学校出身。そろばん学習を小、中、高校の12年間継続して、大学受験に臨んだ。
 さぞ、そろばん学習と学業とを両立させていくのは難しいのでは、と思いつつ、質問をぶつけてみると、「特に勉学との両立は意識したことはありません。自分のやりたいこと、あるいは、やるべきことだと思ったことをしてきた結果、そうなった」と話してくれた。
また、「計算が速い、あるいは数字に親しんだ結果、勉学において計算力が“武器”になった。これからも珠算によって培われた集中力を大切にしたい」と珠算学習の効果と目標を語ってくれた。
 指導者・大貫春枝氏(大貫スクール・全珠連神奈川県支部 相模原市)も教え子の快挙の知らせに接し、喜びを隠し切れない。
 「小学校1年生から12年間教えた生徒が、東京大学に現役合格して、大変うれしく、光栄に思います。
 圧倒的な暗算力(八段)と、その過程で培われたイメージ力や集中力を身に付けた結果が出たものと確信しています。これからも自分の能力や個性を十分に発揮して、活躍してほしい」と祝福している。
 趣味は、小説等文章を書くこととピアノ演奏。特技は暗算。
 大学では「今のうちに英語、中国語をできるだけ話せるようにしておきたい」と入学後の希望を述べた。
 将来の夢は「誰でも楽しく学べるような参考書を作ること」という。
 珠算学習を続けている後輩たちへのアドバイスは「自分が、広くは、世界のために、身近では、周囲のために、何ができるかを考えた行動を取ってほしい」ということばを送った。
 このことばを自分自身にも課して、成長を続けていくことであろう。

「読み・書き・計算」「計算プリント・算数プリント問題」で脳のトレーニング 

旭川の珠算塾 そろばんを通して地域とのコミュニケーション

 北海道旭川市から全珠連会員の指導によるお年寄りとそろばんとのホットな話題が届いた。

「読み・書き・計算」「計算プリント・
 算数プリント問題」で脳のトレーニング


 旭川市春光の古川珠算塾(古川賢司氏・全珠連道北支部顧問)は週1回、地元の特別老人養護施設「永山園」に出向き、そろばん指導の準備段階として、計算指導や読み書き指導を行っている。 
 教材は、かつて全珠連教場委員会が制作した計算プリント集、算数プリント集を使用、お年寄りにもゲーム感覚で計算や数字に興味を持ってもらい、好評。
 効果については「数字に対する反応が早くなり、また、字が書けなかった93歳の最高齢の人は数字が書けるようになった、と本人と家族が喜んでいます」と古川氏。
 「認知症予防のために始めたが、無理せず、気軽に、まず興味を持ってもらうことが大切。イラスト等で、分かりやすく、楽しいプリントを選んで、効果的に指導していきたい」と話し、今後の活動に意欲を見せている。
 また、他の施設からも指導の要請が届いているとのことで、地元でも好評のようだ。

「永山園」で書道とプリントを指導する古川氏

※「永山園」で書道とプリントを指導する古川氏

「できなかったことができる」ことの喜び
 74歳の日妻さん、珠算と実用書道でリハビリ実施


 旭川市神楽の日妻三重子さん(74)は、旭光珠算書道教室(豊田伊里子氏・同支部)で、小学生と肩を並べてそろばん学習にはげんでいる。
5年前、脳の病気になり、手術を受けて、その後のリハビリのためにそろばんを選択、豊田氏のもとへ。
 最初に簡単なたし算、引き算から始まり、目標設定のために、15級から検定試験にチャレンジし、楽しく練習しながら、昨年7月の検定では見事7級に合格、また、今年1月には準5級に合格した。
 合格の喜びについては「先生の指導によって、できなかったことができるようになり、毎日が楽しい。これからもずっと続けたい」とうれしそう。
 また、実用書道は10級から始めて、3級の腕前に上達した。このそろばんと書道との相乗効果か、リハビリ担当の先生は日妻さんの回復ぶりに驚いているという。
 豊田氏も「日妻さんは、向上心に富み、努力を惜しまない学習態度は小・中学生のお手本。病気を克服し、ますます意欲的な前向きの態度に感心します」と絶賛している。
 教室に通う児童たちにとっても、いい影響を与えてくれる、と本人にも周囲にとっても期待の日々が続いている。

豊田氏(右)のもと、珠算も書道もメキメキ上達の日妻さん

※豊田氏(右)のもと、珠算も書道もメキメキ上達の日妻さん

第16回三沢地区アメリカンスクール珠算競技大会 

参加者に人気 フラッシュ暗算競技
 拍手と歓声に包まれる会場


 第16回三沢地区アメリカンスクール珠算競技大会は6月1日、青森県三沢市国際交流教育センターにおいて開催された。今大会には米軍三沢基地内のソラ―ズ、カミングス両小学校とエドグレン中・高校から62名が参加、授業での練習の成果を試した。
 オープニングセレモニーでは、主催者を代表して工藤壽和全珠連理事が挨拶し、「今日、参加の皆さんが、帰国後、そろばんのよさをアメリカの子どもたちに教えてくれたら、きっとアメリカにもそろばん文化が花開くことと思う」と述べた。
 続いて、教育局のポーラ・ミラー氏が「リラックスして、臨んでね」と笑顔で選手たちに語りかけ、コンテストの開始となった。
 最初の読上算競技では、ソラ―ズ小学校のラッセル・スパーク氏と須藤イコ青森県支部競技部長が読み手を担当、2桁から7桁までの15題が読み上げられたが、5桁から7桁の問題は難しかったようで、11題正解が最高であった。

教育局・ミラー氏挨拶=笑顔で参加生徒を激励する

※教育局・ミラー氏挨拶=笑顔で参加生徒を激励する

ナディーンさん(小5)満点でプリント競技優勝

 次に、2桁から4桁までの見取算30題を7分で計算するプリント競技が行われ、ソラ―ズ小学校5年のナディーン・ラガンガンさんが満点での優勝となった。
 最後のフラッシュ暗算競技は、実施3年目となり、スムーズに進行、選手に人気の競技として定着してきた。
 表彰式では、入賞者はもちろん、参加者全員に大きなトロフィーが授与され、会場からは拍手と歓声の上がる、いつもながらの光景の中、コンテストは無事に終了となった。

リラックスして高得点を目指す=三沢大会

※リラックスして高得点を目指す=三沢大会