〈案内〉第63回全国珠算研究集会及び珠算指導者教養講座 

〈案内〉第63回全国珠算研究集会及び珠算指導者教養講座

【全国珠算研究集会】
 日 時:平成29年3月26日(日)10:00~16:20
 会 場:上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)
 内 容:講  演
       演  題:「自ら考え行動する力を育むボトムアップ理論」
              ~自立型組織を目指して~
       講  師:畑 喜美夫氏
             (一般社団法人ボトムアップパーソンズ協会代表理事)             
     実践発表     
       テ ー マ:「保育園におけるそろばん指導について」
              ~年長児を対象とした集団授業の方法と実践~
       発 表 者:真栄喜貴弘氏(福岡県)
     パネルディスカッション
       テ ー マ:「将来への展望 -新応用計算を考える-」
       コーディネーター:
            前田珠樹氏(愛知県)
       パネラー:福井 衛氏(徳島県)・松岡茂雄氏(群馬県)
            髙梨和司氏(静岡県)・立花晴美氏(兵庫県)

【珠算指導者教養講座】
 日 時:平成29年3月25日(土)14:00~16:00
 会 場:広島県民文化センター
 内 容:「10代の心模様と対応のコツ」
       講 師:勝部奈美氏
            (広島市教育委員会スクールカウンセラー)    
          
〇支部締切:平成28年12月15日(木)必着
〇本部締切:平成28年12月22日(木)必着

シネマに広がる「算法」ワールド アニメーション映画「算法少女」東京・渋谷で先行公開 

シネマに広がる「算法」ワールド
アニメーション映画「算法少女」東京・渋谷で先行公開
平成28年12月24日(土)~12月28日(水)

  (公社)全国珠算教育連盟ほか協賛によるアニメーション映画「算法少女」が東京・渋谷「ユーロライブ」で先行公開されます。

 映画では,町医者の娘でありながら算法に目覚めた少女「千葉あさ」を中心にストーリーが展開され、ヒロインが算法に習熟し、成長していく中、算法仕合(対決)等の白熱した場面もあります。

 また、珠算教育のルーツの一つともいえる和算等に深く関係のある内容が含まれています。

 昨今の「江戸ブーム」とも相俟って、伝統的な内容とアニメーションとが融合された作品であることから、アニメ大好きの珠算学習者にもおすすめです。

 先行公開の日程は次のとおりです。

1.映画名 「算法少女」(制作:赤の女王)
2.公開日  平成28年12月24日(土)~12月28日(水)
3.会 場  東京・渋谷「ユーロライブ」

公式サイトはこちらから≫

 なお、期間中、出演者によるトークイベントも予定されています。

第52回静岡県そろばんの日 

第52回静岡県そろばんの日

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 8月22日、第52回『静岡県そろばんの日』を静岡市のグランシップで開催しました。 

 『静岡県そろばんの日』は、珠算教育に携わるものは、そろばんに感謝し、あらゆる意義を再確認する、また、優秀な学習者を表彰するという目的で、昭和40年に制定された行事です。

 受賞者の資格(珠算・暗算)は、小学生は1級以上、中学生は段位、高校生は参段以上に合格(昇段)と、学習意欲旺盛、善行などが著しい者です。今回は、535名の方が受賞しました。

 また、未就学児童の入塾が増加傾向にあるので、今回から3級(珠算・暗算)以上合格の未就学児童も特別表彰することになり、初の受賞者は、当日6歳の誕生日を迎えた深津美海ちゃん(珠算1級、暗算弐段合格)で、会場から絶賛されました。

 以前から行われていた十段合格者と『作文・詩』コンクール(協賛)の優秀賞の表彰も行われ、フラッシュ暗算・お楽しみ抽選会もあり、およそ1,000名が楽しい1日を過ごしました。


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みちしるべ リーダーとは 

みちしるべ リーダーとは
from 深川 純一(全珠連理事・弁護士)
※連盟機関紙「全国珠算新聞第620号(2016.11)に掲載
深川純一

 今、世の中には、大小様々な組織があり、その長たる立場にあるリーダーも将に色々様々であり、真のリーダーと呼ばれる人は数少ないのであります。また、リーダーに関する著書も昨今の効率本位の世相を反映して、如何にすればリーダーになれるか、というような技術論ばかり、謂わばハウツーものばかりであります。

 しかし、大事なことは、リーダーとは本来如何にあるべきかと謂うこと、謂わば、リーダーの心を考えるべきであります。

 人はこの世に生を受け、やがてこの世を去る、その時に到るまで、人生には沢山の出会いがあります。その沢山の出会いの中で、自分の人生を変えるような話を聞くことがあります。その話を聞き逃さないことであります。したがって、先ず、人の話を謙虚に聞く、ということが第一肝要のことであろうかと思います。

 さて、「初心忘るべからず」という有名な言葉があります。これは、世阿弥が1424年に書いた能楽の論考「花鏡(かきょう)」の中にある言葉であります。これは、世阿弥が40歳過ぎから62歳までの経験を書き留めた芸術論であります。その「花鏡」には、「当流に万能一徳の一句あり。初心不可忘」と出ています。これは、能楽習練の心構えを説いたものでありますが、最初の決意を忘れるな、ということばかりでなく、凡そ藝道は、生涯に亘る修行であり、一段進めばまた一段、その段階ごとに原点に立ち帰って、心緩めず精進怠ることなかれ、という戒(いまし)めなのであります。

 この戒めは、学問に志す者にも事業に携わる者にも、或いは夫婦関係にも通ずる教えでありますので、一般に広く行われて、事あるごとに屡々引用される言葉であり、珠算の修行についても肝に銘ずべき言葉であります。したがって、「初心忘るべからず」これは、どのような人であっても、終生守るべき鉄則なのであります。そこで、一般論として謂えば、科学技術の発展により社会はめまぐるしく変化します。例えば、昔あった職業が無くなり、新しくIT関係の色々な職業が現れます。これらの変化は、全て目に見えている現象であります。私達は、この目に見える現象に惑わされず常に物事の本質を見抜く目を持たなければならないのであります。一休禅師に「皮にこそ男おんなのへだてあれ骨には変わるあとかたもなし」という一首があります。男も女も、その美しさの奥にあるものは、骸骨であります。美しい顔も一皮むけば骨がある。骨こそが人間を人間たらしめている根源であります。人を焼いても骨は残ります。骨は人間の本質を意味します。したがって、「あの人は骨のある人だ」と謂います。このように人間の本体が解れば、人間が愛(いと)おしくなります。美しい肌や美しい顔・姿は、目に見えている現象であって、それに惑わされず、人間の本体・本質を見るべきであります。

 花は散るから美しい、人も死ぬから尊いと思います。桜の花は一週間ほどの命、それも、人に見てもらおうと思って咲いているわけではない、精一杯に咲いて散っていく。だからこそ美しいのであります。人も死ぬから尊いのであります。人に認められても認められなくてもよい、散っていくところに人の良さがあると思います。
 
 名曲を聴けば余韻が残ります。名曲を聴けば何時までも耳に余韻が残っていくように、私達の人生も、認められても、認められなくてもよい、精一杯生きていく、そのことが大事であります。

 では、どのように生きていくのか。全てのことに感謝して、素朴に、素直に、そして謙虚に生きていく。そうすると死んでも余韻が残っていくものであります。

 死んでからも、もう少し長生きして欲しかったな、と余韻が残ります。それは、ローマは一日にして成らず、ローマが栄えたのも一朝一夕になったものではなく、毎日の積み重ねが、死という緞帳(どんちょう)が下りた時に、後の人にどのようなものを遺したか、リーダーというものは、余韻を残して死にたいものであります。

YELL~社会の第一線で活躍するそろばんOBからの応援メッセージ~   

YELL  VOL.9
~社会の第一線で活躍するそろばんOBからの応援メッセージ~
from 隅野 貴裕(毎日パソコン入力コンクール技術顧問)
※連盟広報誌「全珠連会報」第171号(2016.11)に掲載
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昭和57年 東京都小平市生まれ
平成14年 第1回毎日パソコン入力コンクール優勝(以降第6回まで連続優勝 内閣総理大臣賞他、受賞)
平成15年 全日本タイピスト連合設立
現在はシンガポールにてITコンサルタントに従事


  初めにお伝えしますが、実は私はそろばんではなく、キーボードを使った文字入力、つまりタイピングにずっと取り組んできた人間です。毎日新聞社と日本パソコン能力検定委員会の主催する「毎日パソコン入力コンクール」の全国大会において「フラッシュ暗算」という種目があり、そこで毎年珠算の達人の素晴らしい計算能力を拝見しており、そのような場の繋がりからこの機会をいただきました。そろばんもタイピングも、目標を持って日々研鑽に励むこと、検定や大会など努力の成果を発揮して挑戦する場があるという共通点があります。そうして一つの技術に向き合っていくという視点からメッセージをお伝えしたいと思います。

 私がタイピングと出会ったのは、小学校の頃でした。当時はまだパソコンが物珍しい時代でしたが、キーボードを見ないで入力するということに漠然とあこがれを感じていました。幸運にも早い段階でタイピングの練習ソフトに出会い、ホームポジションという正しい手の置き方や指使いを学び、夢中になってキーボードを叩き続けました。そろばんにもありますが、文字入力には速度や正確性という指標があります。練習ソフトではこれが数字としてわかるように表示されたため、日々成長していくことを実感することができました。対戦相手がいたり、チームで取り組んだりするスポーツと違い、自分との戦いになりがちなタイピングの練習において、こうした成績の記録というのは、モチベーションの維持に大きく貢献しました。今より少し上の目標を設定し、それを一つひとつ達成していく。そんな小さな達成感の積み重ねは、努力が形になるということを学ばせてくれました。

 ほどなくして、インターネットの時代が始まりました。今でこそ当たり前ですが、家に居ながらにして、パソコンに向かうだけでいろいろな情報を調べることができたり、誰かとコミュニケーションが取れたり、というのは当時の私には衝撃的でした。そんなある日、インターネット上でタイピングの記録を競い合うウェブサイトを見つけたのです。これが私にとっての転機でした。それまで黙々と一人で取り組んでいたタイピングでしたが、そのウェブサイトによって初めて自分の速さが一体どのくらいのものなのか、ということがわかるようになったのです。そして、人と競い合えるという場は、さらに高い目標設定につながっていきました。

 競い合うようになってから、それまでに加えて一つ大きな要素が加わりました。挫折です。そろばんでも、絶対に間違いない、合っている、と思っていても採点をしてみたら計算に誤りがあった、ということがあると思います。タイピングでも、気持ちのよい程速く打つことができ、これなら!と思っても相手の方が速かったり、正確性で及ばなかったりというのは、一人で練習しているときには無かったことで、初めて抱く感情でした。当時、タイピングというのは覚えるための方法論(ホームポジションなど)は確立されていましたが、それをさらに速く・正確にしていくための方法論はまだまだ不足していて、手探りでした。速さと正確性を求めて、正しいと思って覚えた打ち方や指使いを変えることもありました。たかがタイピングに何をそんなに本気になっているのかと問われることもありましたが、今ならいえます。対象が何であれ、本気で取り組み、小さな達成感と挫折を繰り返しながら習得した技術、そしてその経験というのは何物にも代えがたいものです。努力する楽しさ、その過程にある挫折、その結果としての成長。こういったものが、その後の私の人生にも大きな影響を与えています。

 冒頭で述べた「毎日パソコン入力コンクール」に出会ったのもこの頃です。第1回の大会が行われることを新聞で知り、これまで取り組んできた自分の力を試してみようと申し込みをしました。この大会ができる前は、タイピングゲームの発売記念イベントや、学校の文化祭で行われる小さな大会があったくらいで、さほど規模の大きなものは無かったと思います。自分でもまさかの結果でしたが、コンクールでは優勝することができ、今度はこれを防衛していくためにも、単なるキーの入力速度だけではなく、日本語の漢字変換を含む文章をいかに速く、効率的に入力していくか、という研究に繋がっていきました。その頃には社会人になっていましたが、本業である仕事とは別にライフワークとして真剣に打ち込めることがあるというのは本当に幸せなことだと思いました。2003年には全日本タイピスト連合という団体を設立し、タイピングという技術を広めていく活動もはじめました。

 それからだいぶ経ちますが、今でもタイピングは私のライフワークの一つです。仕事を通じて物事をロジカルに整理する、という経験をすれば、これを活かしてタイピングの教育方法を考えたり、海外で仕事をするようになったら、それを活かして海外のタイピング団体にコンタクトを取り、タイピングの世界大会に参加してみたり。思いもよらなかった形でタイピングとの関係は続いています。

 そろばんもタイピングも、計算や文字入力といった目的があり、そのための手段であることは間違いありません。タイピングにより、メールや資料を素早く仕上げることができるでしょう。そろばんの場合には、計算、そして暗算という形でも活きてきますよね。でも、私はそれだけではないと思っています。今、打ち込んでいるその努力、それによって身に付けた技術とその過程は、単なるスキルに留まらず、自信などのマインド面にも大きなよい影響をもたらしてくれると思います。もしかしたら、人生で切っても切り離せない、やりがいの一つになるかもしれません。達成も挫折もあると思います。でも、努力は裏切りません。ぜひ、がんばって邁進されてください。私も、タイピングアジアカップの開催を夢見ながら、まだまだ邁進します。
以 上



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第98回日数教大会が岐阜市で開催 

第98回日数教大会が岐阜市で開催

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 8月3日、岐阜県岐阜市で開催された第98回全国算数・数学研究大会の小学校部会において、(公社)全国珠算教育連盟・珠算教育研究所と算数教具部会による研究発表が実施されました。

 研究発表は幼稚園・小・中・高・高専・大学の各部門に分かれて行われ、幼稚園・小学校部会は16分科会100件以上の発表がありました。

 珠算教育研究所と算数教具部会による本年の発表は分科会形式で実施され、ポスターセッションによる発表を含めて16年連続26回目となりました。

 分科会は、「そろばん授業の実践と活用―数や量に関する指導上の課題解決に向けて―」と題し、理論と実践の2部構成で行われました。
 
<第1部>
 大場一輝氏(東京都狛江市立緑野小学校長)と落合誠一郎氏(前東京都板橋区立高島第五小学校長)が担当し、算数授業での課題点について発表されました。
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<第2部>
 算数教具部会の小原光治委員他4名が、そろばんによる課題解決の具体例を発表しました。
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 当日は、野呂岐阜県支部長をはじめ多くの参加者が訪れ、関心の高さが感じられた大会でした。